2024年11月28日 木曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2019年(令和1年) 9月13日(金)付紙面より

ツイート

大東文化大社会学部 阿部准教授ら市役所表敬

 鶴岡市藤島地域をフィールドに社会調査実習を行う大東文化大社会学部の阿部英之助准教授とゼミ学生たちが10日、同市役所を訪れ、皆川治市長に実習に取り組む抱負を語った。

 阿部准教授は、前任の東洋大社会学部非常勤講師時代、2017年度まで11年間、東洋大の学生とともに藤島地域で調査実習を実施。この間、約400人の学生が訪れ、中には実習をきっかけに卒業後に鶴岡に移住した人もいるという。

 昨年度に大東文化大に社会学部が新設され、准教授に就いた阿部さんが、今度は同大の学生とともに藤島地域の社会調査実習を継続することになった。

 調査テーマは、公共交通の空白域の長沼・八栄島地区の地域公共交通、地域活性化に向けた藤島歴史公園、食文化などに関するもので、必修科目の「社会学演習1」を履修する2年生20人がテーマごとに分かれて10―13日に住民参加のワークショップや関係者へのヒアリングなどで調査活動を進めている。

 このうち市役所へは阿部准教授と学生8人が訪問。阿部准教授は、鶴岡市出身の漢詩人で大東文化大初代学長の土屋竹雨に触れ、「大学は4年後に創立100周年を迎える。より深く末永く鶴岡と関わり、交流を続けていきたい」と話した。学生たちは「日本唯一のユネスコ食文化創造都市の鶴岡の食文化を調査できるのは貴重な経験。PR手法を研究したい」「長沼・八栄島地区の地域公共交通について、住民主体の運営体制構築に向け調査したい」など抱負を語った。

 皆川市長は「地域の課題と解決策を探る実習は、皆さんが社会に出てからも必ず役立つ。多角的視点で地域を見詰めてもらい、学生らしいアイデアをたくさん出してほしい」と期待を込め語り掛けた。調査結果の報告会を来年2月ごろ行う予定。

藤島地域での社会調査実習のため来鶴し、鶴岡市役所を訪れた大東文化大の学生ら=10日
藤島地域での社会調査実習のため来鶴し、鶴岡市役所を訪れた大東文化大の学生ら=10日



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field