2024年11月27日 水曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2019年(令和1年) 9月19日(木)付紙面より

ツイート

八幡小児童対象に絵画教室

 酒田市の八幡小学校(高橋健校長)の全校児童145人と教職員が18日、企画展「あべとしゆき水彩画展―静けさを聴くために」開催中の本間美術館(酒田市御成町、田中章夫館長)を訪問、作品を展示している酒田市出身の水彩画家、あべとしゆき(阿部智幸)さんの案内で絵画作品に親しんだ。

 あべさんは1959年生まれ。新聞社デザイナーや美術教師を経て2008年から水彩画の制作を中心に活動し、10年に内藤秀因記念水彩画公募展で大賞、翌年には日本水彩展で上野の森美術館賞を受賞。12年にはスペインの国際水彩画展に出品するなど国内外で活躍している。

 本年度に創立10周年の節目を迎えた同校の校章デザインを担当し、児童たちからあべさんの作品に親しんでもらおうと本間美術館の協力で絵画教室を企画した。

 あべさんは児童たちに対して自らの作品一点一点を詳しく説明、「動くものを描き入れると時間が止まったようになってしまうため、描いていない」「白色は使わずに紙の色で表現している」「年間に150点ほどの作品を描く」「モノを見て『きれいだな』と思う気持ちを持って」などと精力的に紹介していた。

 午後からは同校で全校児童を対象にした水彩画講座も実施。来月27日(日)に開催する創立10周年記念式典の際、あべさんが講演する予定。

 一方、水彩画展では18年刊行の「静けさを聴くために―あべとしゆき水彩詩画集」(日貿出版社)に掲載された作品を中心に55点を展示。会期は30日(月)まで。

八幡小児童たちを前に作品を解説するあべさん(左)=本間美術館
八幡小児童たちを前に作品を解説するあべさん(左)=本間美術館


2019年(令和1年) 9月19日(木)付紙面より

ツイート

善寳寺で本邦初公開 峨山禅師像を御開帳

 鶴岡市下川の名刹(めいさつ)、善寳寺の功績者・峨山禅師(がさんぜんじ)像の御開帳が始まった。本邦初公開で、信者や観光客でにぎわっている。

 曹洞宗を大きく発展させた人物として知られ、加賀(現石川県)能登の生まれ。鎌倉時代の1276年に生まれ、91歳まで生きた。像は160センチの大きさで木造。約500年前に一木で造られた。戦国時代に庄内を支配した大宝寺氏の重い家臣として知られた土佐林禅棟が1553年寄進したものと伝えられている。

 顔は写真では公開できないが、座禅を組み、約150センチ先に視線を下ろしている。「少し目をつぶっているように見える穏やかな表情です。多くの方にご覧いただければ」と寺側は話している。

 御開帳は11月24日(日)まで行われ、拝観料500円。日本遺産・五百羅漢堂特別拝観の拝観料も兼ねている。同寺では10月18日(金)には「ジャズイン善寳寺」と題してコンサート(前売り2500円、当日3000円)が行われ、10月24日(木)は誰でも参加できる「開基祭曼荼羅・万灯供養」が行われる。

 問い合わせは同寺=電0235(33)3303。

初めて御開帳された峨山禅師像
初めて御開帳された峨山禅師像



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field