2019年(令和1年) 10月8日(火)付紙面より
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鶴岡市下川の県民の海・プール「スパール」が開設20周年を迎え6日、記念イベントが開催された。この日はプールが無料開放され、秋季としては普段の3倍に当たる372人が入場した。
大きな透明のビニール製ボールの中に入る「アクアボール」もサービスされ、子どもたちが歓声を上げた。水泳平泳ぎの五輪選手・小関也朱篤選手(27)も小さい頃学び、練習に励んだ施設。「私も幼稚園の頃から使っている。帰郷した小関選手から指導されたこともある。いつも、ここで練習しています」と小池咲蘭(さら)さん(14)=鶴岡五中2年。「夏は流れるプールが楽しいし、最高の施設です」は佐藤皐(さら)さん(12)=鶴岡一中1年。共にアクアボールを楽しんだ。
午後は「水中ポールウオーキング」が宮下充正さん(全日本ノルディック・ウォーク連盟会長、東京大名誉教授)の指導の下行われた。またフラダンス披露や早朝水中健康教室も開催された。
同日夕からは西郷コミュニティセンターに場所を移し20周年記念式典・祝賀会が行われた。
同施設のプールは2000年4月オープン。当初は年間12万人が利用したが、7年後に半減し、存亡の危機を迎えた。その後09年からNPO法人健康づくりサポート東北21(白井宗雄理事長)が指定管理者として運営している。昨年度は年間利用者が10万人超えまで戻り、小関選手を支援する会も発足させている。