2024年11月28日 木曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2019年(令和1年) 10月18日(金)付紙面より

ツイート

山形枝豆日本一産地化フォーラム

 山形枝豆日本一産地化フォーラム2019が16日、鶴岡市羽黒コミュニティセンターで開かれ、他産地の取り組みを学ぶ講演などを通じて大規模化とブランド化の両立について考えた。

 日本一の枝豆産地化を目指し、今年5月に県と関係機関が立ち上げた山形枝豆日本一産地化推進協議会が主催。庄内地方をはじめ県内各地の生産者ら約100人が参加した。新潟県十日町市の苗場高原生産組合の柳恵一組合長が「高性能コンバインの導入によるえだまめの大規模栽培と販売戦略」と題し講演。敏腕バイヤーでSONOKO愛の野菜伝道師の小堀夏佳さんが国内産地の優良事例と山形県産枝豆への期待について、県園芸農業推進課野菜花き振興専門員の古野伸典さんが光センサーを活用した枝豆の「食味向上プログラム」の実践について、それぞれ話題提供した。

 苗場高原生産組合は現在、葉タバコなどの廃作地を借り上げ約64ヘクタールで茶豆品種を栽培。セブン&iホールディングス系列へ7月中旬から9月末まで契約出荷している。柳組合長は乗用収穫機の高性能コンバインやガオチャオエンジニアリング(鶴岡市)の精選別機などを導入し、土づくりから出荷まで機械化一貫体系による経営を行っていると説明。高性能コンバインについて、「収穫後に洗浄冷却し、予冷するまで1時間ほどしかかからず良食味を保持できる」、「大雨でなければ収穫作業ができ、出荷に穴をあけることが少ない」などのメリットを紹介した。品質維持や販売戦略について「収穫から短時間での冷水冷却、予冷を徹底している。お客さんにおいしさを知ってもらうため、試食にも力を入れている」と語った。

 県内の枝豆生産額は千葉県、群馬県に次ぐ全国3位。同協議会は庄内の「だだちゃ豆」、村山の「ハッピー枝豆」、置賜の「上杉まめ」を山形枝豆として、3カ年計画で生産から流通・販売までのブランド力強化を図り、日本一の品質と生産量の産地化に取り組んでいる。

枝豆の大規模栽培や販売戦略などについて考えた
枝豆の大規模栽培や販売戦略などについて考えた



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field