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2022年(令和4年) 10月16日(日)付紙面より

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鶴岡まちキネ再オープンへ 映画上映機能付き交流スペース 2スクリーン活用 来年3月25日に

 映画上映機能付き交流スペースとして再オープンする鶴岡市の鶴岡まちなかキネマについて、運営する山王まちづくり(三浦新社長)は14日、オープン日を来年3月25日(土)に決定したと発表した。旧まちキネ時代から交流のあった俳優の井浦新さんが応援・協力するクラウドファンディング(CF)も14日からスタートした。

俳優・井浦さん応援のCFも開始

 旧まちキネは2020年5月に閉館した。その後、鶴岡市社会福祉協議会が事務局移転のため土地と建物を取得。市の補助を受けるなどして改修し、一部の上映機能を生かした交流スペースを「新まちキネ」として活用することになった。当初は今年12月の開館を予定していた。資材不足などで改修工事が遅れているものの、来年2月末の完了見込みとなったという。

 交流スペースは、旧まちキネにあった4つのスクリーンのうち、客席が78と40の2つのスクリーンを活用するミニシアターとして運営する。

 CFの目標額は600万円に設定。老朽化したデジタル映写機の更新費用に充てる。募集サイトには井浦さんの応援メッセージ動画をアップしたほか、返礼品として井浦さんデザインのTシャツやパーカー、トートバッグなどを用意。ほかに寄付者の名前を記す刻印プレート、旧まちキネの座席、劇場貸し切り使用権といった返礼品も準備した。CFは来年1月23日まで。まちキネのホームページから専用サイトにアクセスできる。

 14日に記者会見した山王まちづくりの三浦社長は「オンライン予約システムなどの導入も検討している。目標額を上回る資金を集めることができれば。多くの市民の力、考え方を取り入れながら再オープンに向けて準備を進めていきたい」と話した。

改修後の施設イメージ図。左奥の2つの棟のうち、右側に新まちキネとなる交流スペースが設けられる(鶴岡市社会福祉協議会提供)
改修後の施設イメージ図。左奥の2つの棟のうち、右側に新まちキネとなる交流スペースが設けられる(鶴岡市社会福祉協議会提供)


2022年(令和4年) 10月16日(日)付紙面より

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国内初のクラゲ展示 交流あるウィーンの動物園から届く 加茂水族館

 鶴岡市の加茂水族館(奥泉和也館長)で国内では初となるクラゲの一種「シーウォルナッツ」の展示が始まった。同水族館と交流を続けているオーストリア・ウィーンの「シェーンブルン動物園」から送られたもので、早くも来館者の間で注目を集めている。

 シーウォルナッツはカブトクラゲの仲間。大西洋沿岸に生息する。「くし板」と呼ばれる部位に光が反射し体から赤や青色の光を発しているようにも見える。

 先月中旬に空輸で送られ加茂水族館で養成した後、今月14日からクラゲコーナーで展示を開始した。水槽には十数匹いて、体長は5センチほど。最大10センチに成長するという。水槽の前では、訪れた人たちがスマホのカメラで撮影するなどして国内初展示のクラゲ観賞を楽しんでいた。

 加茂水族館のクラゲ飼育担当者は「シーウォルナッツの愛らしい姿を見てもらえれば」と話していた。しばらくの間、展示する。

国内初展示となる「シーウォルナッツ」
国内初展示となる「シーウォルナッツ」



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