2024年(令和6年) 10月9日(水)付紙面より
ツイート
酒田市の酒田東ロータリークラブ(RC、渡部芳久会長、28人)が寄贈した桜(ソメイヨシノ)の植樹式が5日、同市の日和山公園で行われ、酒田東RCメンバーがこの日、同市に初寄港した外航クルーズ船「MSCベリッシマ」で訪れた観光客と共に苗木3本を植樹した。植樹された桜は来春には花をつけるという。
社会奉仕活動の一環として酒田東RCは2013年から21年まで、市にアジサイを寄贈。飯森山公園の中心施設・土門拳記念館と拳湖を囲む「あじさい園」に地元園児らと植樹してきた。
日本公園緑地協会など選定「日本の都市公園100選」の一つになっている日和山公園には現在、ソメイヨシノを中心に約400本の桜がある。しかし、老木が増えてきたことや病害虫による被害も発生しており、危機感を抱いた酒田東RCが「桜プロジェクト私のまちから世界へ」と題して、22年から市に桜の成木を寄贈し、植樹を行っている。
この日はベリッシマに乗船してきたジブラルタルや中国の観光客12人が招かれ、酒田東RCメンバーと共に約3メートルの成木3本を日和山公園第二駐車場近くの園内に植樹した。
渡部会長は「インバウンド旅行者への歓迎と酒田の魅力発信のため植樹式を企画した。観光客が桜の成長を見にまた酒田を訪れてくれれば」と話していた。
2024年(令和6年) 10月9日(水)付紙面より
ツイート
鶴岡に住む障害のある人の表現活動を紹介する展示会「つるおか ひょうげんの花2024」が鶴岡市の鶴岡アートフォーラム2階で開かれている。絵画や造形のみならず、アニメーションや動画などもあり、個性的な“花”の数々に、訪れた人たちも感心して見入っていた。
「誰もが個性の花を咲かせられる街を目指して」を掲げ、同市の障害者理解促進事業の一環として2019年から行っているもので、「つなぐ・つながる」をテーマに、市内から募集した個人作品142点と共同作品8点が展示された。
利用する施設の職員から受ける思いやりを紙飛行機になぞらえて作った男性の詩には、職員たちが折ってコメントを書いた紙飛行機で作ったモビールが一緒に飾られ、利用者と職員の強いつながりが感じられる作品。また、オリンピックイヤーの今年に合わせて、万国旗に色を塗り仕上げたびょうぶも目を引いていた。
さらには、山形市のやまがたサポートセンターら・ら・らの協力で「きざしとまなざし公募展・企画展」の巡回展や鶴岡市の「とあるアトリエ(仮)プロジェクト」による“結ぶ”をテーマにした作品展示、キッズドームソライの「みんなのソライ オープンアトリエ」で子どもたちが作った花やタペストリーとのコラボ、アートグッズの販売なども行われている。
展示は14日(月)までの午前9時半から午後4時(11日は6時半)まで。また、来場できない人向けにYouTubeでも作品解説などを行っている。
2024年(令和6年) 10月9日(水)付紙面より
ツイート
「八森山風車マラソン」が6日、鶴岡市三瀬の八森山をスタート・ゴールに行われた。県内外から22人が出場し、アップダウンが続くコースで健脚を競い、爽やかな汗を流した。
鶴岡市唯一の市民マラソンとして八森山の自然を楽しんでもらおうと三瀬体育協会(佐藤信良会長)が三瀬地区自治会(加藤勝会長)の共催を得て企画した。コースは八森山を1周する3キロと2周する6キロ。午前9時半の号砲とともにスタートした。
この日は青空が広がる好天に恵まれ、出場選手は秋風を受けながら爽やかな汗を流した。その結果、3キロコースは薄衣満さん(鶴岡市)が15分4秒10、6キロコースは佐藤智武さん(同)が23分55秒02でそれぞれ優勝した。
2024年(令和6年) 10月9日(水)付紙面より
ツイート
庄内町の秋の味覚を楽しむ「しょうない秋まつり2024」が6日、町総合体育館周辺で行われ、農商工業の関係者らが一堂に会し出店。大勢の買い物客らでにぎわった。
町観光協会が主催し2001年から行われているイベントで、22回目。今年は新米を使ったおにぎりや野菜、果物など同町産の秋の味覚のほか、同町の友好町・宮城県南三陸町、逸品が並ぶ匠工、水道ガス展など計約40ブースが軒を連ねた。
この日は午前10時のオープンから待ちかねた大勢の買い物客が会場に詰め掛け、南三陸町の海鮮うどんなど人気商品は瞬く間に売り切れに。メインステージではあまるめ飛龍太鼓や余目吹奏楽愛好会による演奏などが繰り広げられ、大いに盛り上がった。
このうち、庄内町特産のブランド金魚「庄内金魚」などを取り扱う成澤よしみ養魚場ブースで行われた金魚すくい大会では、参加希望の親子連れなどが続々と訪れ、振り袖のような尾びれを揺らし優雅に泳ぐ庄内金魚を次々とすくい数を競っていた。
家族4人で訪れ金魚すくい大会に挑戦した余目一小2年の土田杏珠(あんじゅ)さん(8)は「初めて11匹もすくえて楽しかった。お店がたくさんあって楽しい」と話した。
2024年(令和6年) 10月9日(水)付紙面より
ツイート
酒田市こがね町一丁目の「とがしスポーツモンベルルーム酒田店」(佐藤香奈子社長)は、鳥海山をモチーフにしたオリジナルTシャツの第2弾を制作、販売を開始した。かわいらしいオコジョが描かれたTシャツが観光客や登山愛好者らを中心に好評を博している。
とがしスポーツは1967年創業。スキー用品販売を中心としていたが、2013年にモンベルルーム酒田店としてリニューアルし、登山用品だけでなくキャンプ、カヌー、スキーなど幅広いアウトドアアクティビティに対応した商品を取り扱っている。今回のオリジナルTシャツ制作はリニューアルオープン10周年記念企画の第2弾で、同市で活動しているモノクロアート作家・勘林希衣(まい)さんがデザインしたオリジナルTシャツに続き、同じく同市で活動する柴犬デザインクリエーター・阿部学さん(錦町五丁目)がデザインを担当した。
愛嬌(あいきょう)のある柴犬の表情などをデザインする阿部さんの特徴を生かし、鳥海山に生息する動物をモチーフに制作することに決めたという。「山の神の使い」と呼ばれ、出合えたら幸運といわれるオコジョのかわいらしい立ち姿と、鳥海山の上空を飛ぶイヌワシのシルエットが描かれている。打ち合わせや調整を繰り返し、約3カ月で完成したという。
阿部さんは「オコジョの毛のフワフワ感をプリントで表現できるよう何度も微調整を繰り返した。鳥海山の生息動物について知ってもらうきっかけになれば」とこだわりを語った。
Tシャツはポリエステル100%で1着2200円(税込み)。モンベル商品ではない。男女兼用でS―XLのサイズがあり、Tシャツと同じデザインのメッセージカードが付いている。店頭販売のほか、鳥海山4合目の大平山荘、5合目の稲倉山荘、遊佐町のあぽん西浜、秋田県にかほ市の道の駅象潟「ねむの丘」でも取り扱っている。問い合わせはとがしスポーツ=電0234(24)5255=へ。