2013年(平成25年) 11月3日(日)付紙面より
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子供たちから野球の楽しさを体験してもらおうという「第1回鶴岡地区小学生ティーボール大会」が2日、鶴岡市の赤川緑地公園野球場で開かれた。小学生男女約160人が参加し、野球の試合に歓声を上げた。
ティーボールは通常の軟式野球のボールより大きいボールを、本塁のティー(台)の上に載せて打つ競技。投手はいない。野球の入門用として普及し、小学生の全国大会もある。
鶴岡野球連盟と鶴岡市スポーツ少年団野球部会が、少年少女野球の底辺拡大を狙い初の大会を開いた。10人制で原則として小学1―4年、スポ少未加入や女子は5年生までの出場とし、鶴岡、三川、庄内の3市町から16チームが参加した。
ゲームは2イニング制で、1回の攻撃でアウト数にかかわらず10人全員が打ち得点を競った。子供たちが打席に入るとベンチや応援席の保護者から「思い切っていけ」の声が飛び、ヒットや得点のたび「ナイスバッティング」「回れ回れ」と歓声が上がり、攻守の選手とも澄み切った青空の下で駆け回り、仲間に声を掛け野球の楽しさに触れていた。
三川ブルーファイヤーズで出場した横山小5年の菅原結凪(ゆいな)さん(11)は「野球は初めて。おじいちゃんに誘われ、これからスポ少で始めようと思う。ヒットも打てて楽しかった。中学でも野球をやりたい」と笑顔で話した。