2013年(平成25年) 11月6日(水)付紙面より
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鶴岡市藤島のいなば幼稚園(百瀬凡隆園長、園児20人)で5日、剣道体験教室が行われ、園児たちが地区の剣道スポーツ少年団の小学生を相手に「めーん」など元気に竹刀を振るい、伝統の武道の魅力を体感した。
藤島地区内の剣道愛好者でつくる藤島剣友会(押井清春会長)が剣道に関心を持ってもらおうと、2010年度から地区内の幼稚園や保育園で実施している。この日は藤島武道館(丸山厚代表)に所属する藤島小学校の1―6年生10人が学校行事による代休に合わせて訪れ、2―5歳の園児17人と交流した。
園児たちは、児童たちが素振りなどの基礎的な稽古をするのを見た後、竹刀を持ち、防具を着けた児童たちに打ち込んだ。初めはこわごわとした表情だったが、指導者から「思いっ切りいいぞ」と言われ、「めーん」「どー」「こてー」と元気な声を張り上げながら、力いっぱいに打ち込み、受け手の児童がたじろぐ一幕もあった。
また、今春まで同幼稚園児だった1年生2人を含め、小学生たちが迫力ある試合を披露すると、「すごーい」と真剣な表情で見入っていた。