2013年(平成25年) 11月10日(日)付紙面より
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鶴岡市の県立庄内農業高校の生徒たちが9日、同校の文化祭「庄農祭」でつや姫とリンゴを使ったオリジナルの「庄農どら焼き」を販売した。
生徒たちが栽培して収穫した新米のつや姫(米粉)とリンゴ(紅玉)を材料に、どら焼きに仕上げて販売してみようと初めて試みた。鶴岡市大山一丁目の「菓子のやごろ」の大瀧力店主につや姫の米粉とりんごジャムを送り、どら焼き作りを依頼。米粉を使った生地でりんごジャムのあんを挟んだどら焼き300個を用意し、この日、文化祭に訪れた一般の人たちに1個100円で販売した。
今回は、取りあえず材料を準備し、大瀧店主の協力を求めたが、今後はどら焼きの作り方も学ぶことにしている。1年生の大瀧和香さんは「来年は材料の準備からどら焼き作りまで全て私たち生徒が一貫して行いたい。おいしいどら焼きに仕上げて一般の人たちに食べてもらいたい」と早くも来年に向けて意気込みを見せていた。
2013年(平成25年) 11月10日(日)付紙面より
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秋季火災予防運動が全国一斉に始まった9日、鶴岡市消防本部で防火広報と住宅用火災警報器設置キャンペーンの出発式が行われた。近くにある美咲保育園(冨樫孝雄園長)の園児たちが参加して元気に「火の用心」と声を掛け、消防車両を送り出した。
運動は15日までの1週間。市消防本部の出発式は車庫前で行われ、同保育園の3―5歳児22人が参加。佐藤巌警備第2課長が「これからの季節は火を使う機会が多くなる。園児の皆さんの応援で、市民みんなに火の用心を伝えてきます」とあいさつ。幼年消防クラブのそろいの法被を着た園児たちが「消すまでは 心の警報 ON(オン)のまま」の本年度の全国統一防火標語と「火の用心」の言葉を繰り返し、拍子木をカン、カンと打ち鳴らす中、署員が消防ポンプ車など4台に分乗し、広報とキャンペーンに出発した。
キャンペーンは主婦の店パル店で行われ、鶴岡地区婦人防火クラブと消防本部予防課職員が買い物客に啓発品を配布し、住宅用火災警報器設置を呼び掛けた。設置は2011年6月から義務化され、同市の設置率は約78%という。