2013年(平成25年) 11月13日(水)付紙面より
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ガス調理機器を使ったオリジナル料理の出来を競う「ウィズガス全国親子クッキングコンテスト県大会」が10日、酒田市のマリーン5清水屋5階「クッキングスペースG―pal」で開かれた。書類審査を通った県内の4組が出場。自慢の腕を振るった結果、鶴岡市千石町の高岡千恵さん(36)、優大(ゆうと)君(11)=朝暘一小5年=親子が優勝し、12月に仙台市で開かれる東北地区大会出場を決めた。
このコンテストは、住環境に携わる4団体で設立した「ウィズガスCLUB」(本部・東京都)の主催。食育活動の一環として全国大会は2007年度から、県大会は県都市ガス協会の主管で10年度から開催。
4回目となる県大会は、全国大会に準じて「わが家のおいしいごはん」をメーンテーマ、「家族で一緒に作ろう、うちの自慢メニュー」をサブテーマに参加者を公募。117組が応募し、山形市2組、鶴岡市、酒田市各1組がこの日の決勝大会に進んだ。
4組の親子は協力しながら、規定の1時間以内に4品以上を調理。会場には、いい匂いがいっぱいに漂った。「食の都庄内」親善大使の太田政宏シェフら3人が審査。「どれもおいしく、差をつけるのが大変」(太田シェフ)な中、高岡さん親子は「食欲の秋!お野菜もりもり献立」のタイトルで、鮭のマリネや庄内風芋煮、きのこの炊き込みご飯など5品を完成させ、「1時間では3品の調理がやっと。5品も作ったのはすごい。何より味のバランスが素晴らしい。親子の息もぴったり」(同)との評価を得て優勝した。
表彰式で千恵さんは「軽い気持ちで参加したが、賞を頂けてうれしい」、優大君は「お母さんと一緒に頑張った。東北大会でも頑張る」と決意を述べた。