2013年(平成25年) 11月21日(木)付紙面より
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田川地区の中学校の家庭科教員を対象に浴衣の着付けを教える研修会が19日、鶴岡市の羽黒中学校で開かれ、NPO法人和装教育国民推進会議県支部の庄内地域の支部員たちが手ほどきした。
研修会は2012年度から学習指導要領が変わり、洋服と和服の違いが教科書に掲載されるようになるなど、中学校で日本文化について教える授業が増えたのを受け、子どもたちに教えるに当たってまず自分たちから知ろうと、田川地区学校教育研究所技術家庭科部会が企画した。
この日は田川地区中学校の家庭科教員8人、同支部員8人の計16人が参加した。初めに同支部副支部長で、鶴岡市の呉服店「小いけ」代表取締役の小池泰弘さんが、同会議の全国的な取り組みや着物について紹介。続いて教員らはおのおの浴衣を手に取り、支部員らに「中心を合わせて」「きちんとしわを伸ばして」などとアドバイスを受けながら浴衣の着方や帯の結び方などを教わった。
鶴岡第三中学校の松田佳子さんは「美しく着るポイントが分かって非常に楽しい。有意義な時間になった」と感想。小池さんは「着物への理解がより高まってくれれば」と話していた。
2013年(平成25年) 11月21日(木)付紙面より
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鶴岡市の加茂水産高校(長谷川賢校長、生徒170人)で19日、新巻きザケの製造実習が行われ、同校海洋資源科食品系の2年生が新巻きザケ作りに取り組んだ。
同校では、生徒に地元の魚や食文化に触れてもらおうと、20年ほど前から毎年サケが水揚げされるこの時期に新巻きザケの製造実習を行っている。
この日は食品系の2年生15人が参加。1人1尾ずつサケを手にし、内臓やえらなどをきれいに取り除いた後、塩を塗り込んだ。生徒たちは「丁寧に取り扱って」「うろこに逆らうように塩を塗って」などと指示を受けながら慎重に作業に取り組んだ。
この後1週間ほど漬け込み、塩を洗い落としてさらに1週間ほど干して完成する。
吉川恭介君(17)は「初めての作業で内臓を取るのが大変だった。完成が楽しみ」と感想を話していた。