2024年11月27日 水曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2013年(平成25年) 11月22日(金)付紙面より

ツイート

オール鶴岡産の給食だよ 市内小中19校 生産者も一緒に舌鼓

 鶴岡産の食材にこだわった「オール鶴岡産給食」を食べながら生産者らと交流する「食育・地産地消給食会」が20日、同市の田川小学校(栗田英明校長、児童50人)で開かれ、子供たちがネギやサケの生産・漁獲に関する話を聞き、鶴岡の食への理解を深めた。

 同市では年2回、オール鶴岡産給食を実施。給食会はこれに合わせ、市内の小中学校や市学校給食センター、農協、漁協などでつくる市食育・地産地消推進協議会(東山昭子会長)が年1校を選び実施している。食の大切さや地域の農水産業への理解を深める狙い。

 この日は、先月の芋煮などに続き本年度2回目のオール鶴岡産給食。市内の約半数の19校(15小学校、4中学校)でキノコ3種と豚肉、ネギなどを入れた「きのこ汁」、大豆やキャベツなどの「つるおかビーンズ」、鮭(さけ)フライなどが出された。

 田川小には、ネギ生産者の田澤幸一郎さん(下清水)、サケを提供した県漁協由良加工場長の阿部勝樹さん、市の関係者らが訪問。全児童が集まったランチルームで給食に先立ち、田澤さんが「消費者の気持ちを考え、土づくりから頑張っている」、阿部さんは「昔の人はサケを捕り尽くさないように年に2回ほど、網に入ったサケを放すなど、大切にしてきた」など、それぞれネギとサケの現物を見せながら解説。その後、児童と一緒に給食を食べた。

 5年生の鈴木駿哉君(11)は「全部、地元のもので給食を作れるのはすごく、それを食べられるのはうれしい」と話した。

 市によると、学校給食の食材は、米は普段から同市産のはえぬきを使用。野菜は昨年度、重量で46・1%が庄内産だった。1日の調理が約9100食という規模の大きさから、全食材を地元産にするのは難しいが、16年度までに同市産を50%にする目標を掲げ「自給率」向上に努めているという。

生産者らと一緒に給食を食べる田川小の子供たち
生産者らと一緒に給食を食べる田川小の子供たち



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field