2013年(平成25年) 11月29日(金)付紙面より
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鶴岡市木野俣の福栄小学校(宮島昭子校長、児童41人)で28日、山や森の恵みに感謝する「花咲く里山収穫感謝祭」が行われ、5、6年生13人が地域住民と交流を深めた。
地域住民の指導を受けながら山や森の恵みに感謝するとともに郷土の素晴らしさを再確認してもらおうと、出羽商工会温海支所(五十嵐正直支所長)と木野俣自治会(佐藤幸寛会長)が豊かな森づくり事業の一環で企画した。
この日は主催団体や温海森林組合から6人が指導者として参加した。初めに6年生が卒業制作として温海地域のスギの間伐材で長いす2脚を作った。同組合の五十嵐雅樹さんが作り方を説明し、「木の表と裏を確認して」「曲がらないように」などとポイントを紹介。子どもたちは2組に分かれ、温海森林組合が作った土台に板をバランス良く並べてくぎで止めた。
その後、5年生の児童も加わり、マイタケの菌打ちに挑戦。自分たちで作ったナメコやマイタケが入ったキノコ汁と、学校田で収穫した餅米で作った餅をきな粉やあんこで味わい、地域住民と交流を深めた。6年生の大滝陽平君(12)は「いすを作るのは難しかったけどみんなでやったから楽しかった。匂いなど金属とは違う良さが木にはあると思う」と感想を話していた。