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2013年(平成25年) 12月3日(火)付紙面より

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139年の歴史思い未来に決意 鶴岡朝日大泉小 来春統合で記念碑除幕し閉校式

 鶴岡市立朝日大泉小学校(尾形圭一郎校長、児童16人)の閉校式が1日、同校で行われた。来年度から朝日小(同市下名川)と統合され、「あさひ小学校」として再出発する。1874(明治7)年に「田沢学校」として創設されて以来、139年の歴史に幕を降ろす。

 朝日大泉小は、田沢学校として創設後、下田沢簡易小、大泉尋常小などの改称を経て、1954(昭和29)年に町村合併により朝日村立大泉小に改称。2005(平成17)年、新鶴岡市誕生に伴い現在の校名となった。近年の少子化、複式学級の解消を目的にした市の学区再編により、来年度から朝日小と統合する。

 式典は創立記念日に合わせて地元住民らでつくる実行委員会(難波庄一委員長)が企画。児童と職員、来賓、地元住民、卒業生など合わせて約280人が出席した。

 第1部の閉校式では、榎本政規市長の式辞、来賓あいさつに続いて尾形校長が「全国的な少子化傾向の中、139年の伝統を誇る本校が閉校となるのは残念だが、子供たちの未来、夢実現のために新しい環境でも励ましてほしい。児童の皆さんはこの学びやで学んだことを大切にし、豊かな成長を期待する」とあいさつした。

 また、児童を代表して山口雅乃さん(6年)が「学校がなくなるのは寂しいが、大泉小は生涯、心の中に生き続ける。苦しいことに出合ったら、共に過ごした時間が勇気をくれる。残された時間を大切に、16人仲良く学ぶこと約束します」と感謝の言葉を伝えた。

 第2部では児童たちが伝統の「タキタロウ太鼓」を披露。さらに学校行事の思い出や、未来の自分たちの姿を語り、「ふるさと」を全員で合唱した。その後、校庭で閉校記念碑の除幕式が行われ、尾形校長や来賓と一緒に児童全員が合図とともに除幕。校歌や学びやの歴史が彫られた記念碑がお披露目された。

児童たちが思いを込めて、朝日大泉小として最後のタキタロウ太鼓を披露
児童たちが思いを込めて、朝日大泉小として最後のタキタロウ太鼓を披露



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