文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2024年(令和6年) 9月14日(土)付紙面より

ツイート

羽黒山五重塔姿現す 20年ぶりの屋根ふき替え終了

 羽黒山中にそびえる「国宝羽黒山五重塔」の屋根のふき替え工事が終了した。長年の風雨や積雪で傷んだ屋根を20年ぶりに改修した。

 羽黒山五重塔は平安時代中期に平将門が創建したと伝わる。高さは約30メートル。室町時代に再建され東北では最古の塔といわれる。1966(昭和41)年に国宝に指定された。

 改修は大切な文化遺産を後世に残そうと昨年5月に始まった。約1年半かけてスギの板を重ねる「柿葺(こけらぶ)き」と呼ぶふき替え作業を進めてきた。総事業費は約1億6000万円。このほど改修工事のため取り付けられた足場が外され化粧直しした五重塔がお目見えした。

 仙台市から観光で訪れた夫婦は「とても荘厳なたたずまい。建築物とはいえ神様が宿っているような神々しさが伝わる。後世に残したい五重塔ですね」と話した。

屋根の改修が終わり足場が外された国宝羽黒山五重塔
屋根の改修が終わり足場が外された国宝羽黒山五重塔

2002年に取り外された五重塔の柿葺き屋根の一部
2002年に取り外された五重塔の柿葺き屋根の一部


2024年(令和6年) 9月14日(土)付紙面より

ツイート

海岸にサンドアート見に来てね!! クラゲやマンタ、マナティー 湯野浜小 はまっ子の心意気示す

 鶴岡市湯野浜小学校(石川敦校長、児童87人)の「サンドアート」が12日、学校近くの湯野浜海岸で行われた。「はまっ子」の心意気を示そうと1978(昭和53)年から続いている恒例行事。全校児童が参加し、盛った砂を海水で固めながらクロマグロやエチゼンクラゲ、マンタ、マナティーの造形物を仕上げた。

 この日は砂を掘るスコップと海水を入れるバケツ、造形を整えるトンボを準備し砂浜へ。3班に分かれて作業に取り掛かった。

 約1時間で形が出来上がり「完璧」「良くできた」と子どもたちはうれしそう。上級生と下級生が協力して作る喜びを分かち合った。

 女子児童は「(表面が)乾燥してすぐ形が崩れてしまうかもしれないが、多くの人に見てほしい」と笑顔を見せた。担当の教諭によると、完成した4体の造形は「持ちこたえるまで」そのままにするという。先週は砂浜の美化を進めようと子どもたちが湯野浜海岸のクリーン作戦も繰り広げた。

マナティーの造形物を前に「完成しました」と喜ぶ子どもたち
マナティーの造形物を前に「完成しました」と喜ぶ子どもたち


2024年(令和6年) 9月14日(土)付紙面より

ツイート

子どもたちのアイデア キラリ輝く 酒田創意くふう展 秋山考案創作展 15日まで

 酒田、遊佐両市町の児童による発明品を集めた「酒田創意くふう展」が13日、同市の酒田勤労者福祉センターで開幕し、子どもたちのひらめきから生まれたアイデア作品が訪れた人たちを楽しませている。

 同展は同市教育委員会と酒田発明協会が実行委員会を組織して毎年開いている。60回目の節目となる今回は酒田、遊佐両市町の全22小学校から計109点が寄せられ、審査委員会(委員長・加藤聡会頭、委員10人)での審査を経て特選20点と入選40点が決まった。

 会場には出品された全作品を展示。緩衝材を一定間隔で切って仕上げた洗濯物のハンガーを固定する「もの干しバックボーン」や、ローラーが付いた台に靴を乗せられるようビニール製人工芝を組み合わせて作った「げんかんそうじ ラ・くっつ台」などアイデアが生かされた作品に、訪れた人は感心しながら見入っていた。展示は15日(日)午後5時まで。表彰式は28日に行われる。

 60回を記念し、来月19日には酒田産業会館を会場にNHK・Eテレ「つくってあそぼ」わくわくさん役の久保田雅人さんを招いた「親子工作教室」も開催される。


 秋山考案奨励賞第55回鶴岡田川地区小中高校児童生徒考案創作展が13日、鶴岡市櫛引生涯学習センターで始まった。子どもたちが夏休みに取り組んだアイデアと工夫あふれる作品が並び、訪れた保護者らから「子どもの発想はすごい」との声が上がっていた。展示は15日(日)まで。

 鶴岡市と鶴岡市教育委員会の主催。今回は小学校28校と発明クラブ2団体から計166作品が出品され、審査で秋山考案奨励賞15点、斎藤外市努力賞3点などの入賞作品が決まった。

 作品の中にはペットボトルを利用した水筒乾燥用のホルダーやキラキラ光る農作物の鳥追い用風車、父親の仕事で出る塩ビパイプの切れ端を活用して音階を付けた「パイプドラム」など廃棄される物をアイデアで上手に利用した作品が目立った。熱中症対策で充電式のミニ扇風機と水を凍らせたペットボトルを活用した工作、段ボールなどで作った災害時用の簡易トイレなど、今の社会を反映する作品も多く出品された。

 一方、同市の出羽庄内国際村で14、15の2日間、第53回鶴岡市小中学校児童生徒社会科研究物展と第60回田川地区小中学校児童生徒科学展が開かれる。

子どもたちのアイデア作品が並ぶ酒田創意くふう展
子どもたちのアイデア作品が並ぶ酒田創意くふう展

アイデアいっぱいの作品が並ぶ田川地区考案創作展
アイデアいっぱいの作品が並ぶ田川地区考案創作展



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field