2024年(令和6年) 10月3日(木)付紙面より
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鶴岡市の市制施行19周年記念式典が1日、同市の東京第一ホテル鶴岡で開かれ、市内の各界の代表ら約190人が出席し、市勢発展への決意を新たにした。席上、地方自治や産業経済分野で功績のあった市政功労者表彰の受賞者5人1団体を表彰し、40年前に埋設されたタイムカプセルの開封セレモニーも行われた。
2005年10月に鶴岡、藤島、羽黒、櫛引、朝日、温海の旧6市町村が合併して新鶴岡市が誕生したことを記念するもの。式典で皆川治市長は「来年は平成の大合併から20周年を迎える。自然と歴史を尊び、新たな産業を起こし、創造と伝統のまちを発展させていかなければならない」と式辞を述べた。
市表彰条例に基づく本年度の市政功労者として、前市農業委員会会長の渡部長和氏(73)=東岩本、文化功労で木古内を訪ねる会(五十嵐政一会長)、産業経済功労で前県商工会連合会会長の小野木覺氏(80)=藤島、前出羽商工会会長の上野隆一氏(75)=三和、前鶴岡商工会議所副会頭の國井英夫氏(74)=青柳町、前JA鶴岡代表理事組合長の佐藤茂一氏(71)=道形町=を表彰。受賞者代表で渡部氏が「これからも食の基本である農業を守っていく一役を担いたい」と謝辞を述べた。引き続き、1984(昭和59)年に旧鶴岡市が市制施行60周年に埋設したタイムカプセルの開封式を行い、中からまちづくりへの提言集、当時の日用品や写真アルバムなどが取り出された。収納品は3日(木)―18日(金)に市役所ロビーで展示される。