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2024年(令和6年) 10月14日(月)付紙面より

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白だるまに「合格」願い込め 七日町観音堂「精入れ」祈願祭

 観音様の御歳夜(おとしや)「だるま市」で知られる鶴岡市本町二丁目の七日町観音堂で12日、白だるま合格祈願祭が行われた。「合格しろ(白)!」の願掛けにちなんだ縁起物の白いだるまが奉納され、高校や大学受験、就職などの合格を願う人たちがお堂に足を運んだ。

 この日、観音堂礼拝堂には祈願者や家族、地元住民など約40人が集まり、「大学合格」や「致道館中学合格」などと書かれた約40体の白だるまが奉納された。

 祈願祭は午後6時に始まり、太鼓や鐘の音とともに読経の声が響く中、護摩壇の火に白だるまをかざして魂を入れる「精入れ」が行われた。その後、祈願者の名前が読み上げられ、参列者は自分の順番が来ると目を閉じて合掌し静かに祈っていた。

 父と一緒に訪れた鶴岡三中3年の今野怜さん(15)は「姉も白だるまを奉納して志望校に合格した。ご利益がある白だるまの力を借りて、自分も合格できるよう頑張りたい」と話した。祈願者の諸願成就のため白だるまは一晩観音堂に“おこもり”し、翌日以降持ち主が引き取るという。

 祈願祭は七日町町内会(吉川義雄会長)主催。「だるまの町の七日町」をPRしようと、2013年ごろから徐々に規模を拡大し実施している。17年から白だるまを行事に取り込んでいる。

護摩壇の火に白だるまをかざす「精入れ」。参列者が高校、大学入試や各種試験の合格を祈った
護摩壇の火に白だるまをかざす「精入れ」。参列者が高校、大学入試や各種試験の合格を祈った


2024年(令和6年) 10月14日(月)付紙面より

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桑原女流棋士招き交流 8面対局や大判解説 日本棋院鶴岡支部

 プロ棋士を講師に招いた日本棋院鶴岡支部(酒井忠久支部長)の囲碁教室が12、13の両日、鶴岡市大宝寺町の「囲碁サロン鶴岡」で開かれ、愛好家たちがプロとの対局を通して棋力を磨いた。

 日本棋院東京本院所属の女流棋士・桑原陽子六段(50)=千葉県市川市出身、小林光一門下=が講師を務め、序盤の布石の解説や、同時に8人と対局する「8面打ち」の指導などを行った。桑原六段は2010年に女流本因坊のタイトルを獲得している。

 初日の12日は支部の会員約20人が参加。酒井支部長の歓迎のあいさつに続き、戦いの序盤にその後の展開を考えて石を配置する布石について大判で解説し、「布石はまず戦いの構想を立ててから、それに合わせて打つ。全体を広く見渡して自分と相手の石の強弱を見て判断することも大事」と語った。

 女性も含めた支部会員との8面打ちでは、対局の碁盤を回りながら、「大局観がいいですね」「この反撃はいいですよ」などと語り掛けながら、指導していた。対局した支部会員は「そう来るのか」とつぶやいたり、「うん、うん」とうなずいたりしてプロの打ち方に触れていた。

 見学したアマ2級の30代の男性会員は「普段打っている手とは違う布石があり、プロの視点は違うと感じた。いい勉強になった」と話した。桑原六段は13日に行われた同支部の秋季囲碁大会でも参加者と対局した。

 同支部の8月末の日本棋院会員数は107人で、全国で三重支部(261人)、横浜栄支部(167人)、讃岐支部(香川県、112人)に次いで4位。同棋院には支部会員数上位10位の支部への棋士派遣報奨制度があり、今回の鶴岡支部への派遣が実現した。

大判で布石の打ち方を解説する桑原六段=12日
大判で布石の打ち方を解説する桑原六段=12日



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