2024年(令和6年) 8月4日(日)付紙面より
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先月25日朝から翌26日未明にかけての記録的な大雨に関し、県の災害対策会議が2日午後、県庁で開かれ、農林水産業の被害額が現時点で60億円に上ることが報告された。被害は庄内・最上地域に集中し、調査途中のため被害額は今後さらに拡大する見込み。県は同日、生産支援に向けた緊急対策に触れ、国の災害復旧事業の対象に該当しない小規模被害の農地や農業用施設に対する支援を行うことなどを説明した。
県によると、庄内地域では鶴岡、酒田、庄内、遊佐の4市町で水稲・大豆、野菜のほ場、花きなどのビニールハウスへの浸水・冠水や土砂流入が発生。間もなく収穫が始まる酒田市特産の和梨「刈屋梨」の園地は冠水・浸水被害を受けたほか、倒木や周囲を囲む柵の倒壊もあったという。農業関連施設では同市竹田のカントリーエレベーターも浸水被害を受けた。
2024年(令和6年) 8月4日(日)付紙面より
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酒田地区小学生バレーボール連盟(佐藤重昭会長)が主催した「小学生バレーボールクリニック」が3日、酒田市のINPEX酒田アリーナで行われ、国内最高峰・SVリーグ女子に所属するプレステージ・インターナショナルアランマーレ(アランマーレ山形)の選手・スタッフの指導で、酒田、遊佐両市町のバレースポーツ少年団員たちが技術向上に努めた。
両市町のバレースポ少12団で構成する同連盟が、アランマーレの協力、同市の日本海総合病院(橋爪英二病院長)、市の後援で2018年から毎年、夏休みに開催している。8回目のこの日は団員約140人と指導者約30人が参加した。
アランマーレと同病院が贈ったオレンジ色の特製Tシャツを着た団員たちは体をほぐした後、サーブとレシーブを練習。選手・スタッフから「レシーブはステップが重要。相手が打つ瞬間からステップを」など指導を受け、何度も繰り返していた。
団員たちはミニゲームやサイン会で選手たちと交流。宮野浦スポ少の佐藤美桜主将(宮野浦5年)は「分かりやすく教えてもらい、楽しかった。サーブを遠くまで打つ方法を学んだ。試合に生かしたい」と話した。