2024年(令和6年) 10月14日(月)付紙面より
ツイート
庄内町立川地域の自然を楽しみながら秋の庄内の味覚を満喫する「月山龍神マラソン」が13日、同町の清川―立谷沢地区で開かれた。県内外から参加したランナーらが立谷沢川沿いの自然を楽しみながら健脚を競った。
月山龍神マラソン大会実行委員会(大滝正博委員長)が企画。日本百名山の月山と、その麓を流れ、環境省「平成の名水百選」にも選ばれた立谷沢川など、立川地域の大自然を感じながら、同町の秋の味覚を味わい、地域住民と交流を深めるマラソン大会として2016年から行われている。毎回県内外から大勢のランナーが参加しており、今年で9回目。
小学校低学年の部(1・2キロ)、親子ペアの部(同)のほか、3キロ、5キロ、10、ハーフマラソン(約21キロ)の6コース。地元庄内町をはじめ県内各地、県外では青森県から沖縄県まで計656人がエントリーし、地元住民を中心に約240人のボランティアらが大会運営を支えた。
開会式では大会長の富樫透町長が「それぞれの目標に向かって頑張って。庄内の味覚を味わいながら一日楽しく過ごしてほしい」と激励した。
開会式後の午前8時45分、号砲とともにハーフマラソンがスタート。勢いよく駆け出すランナーに、沿道に詰め掛けた観客から大きな声援が送られていた。
母親が旧立川町出身の男子マラソン元日本記録保持者で世界陸上やリオ五輪にも出場した設楽悠太選手(西日本鉄道所属)と兄の啓太選手(同)もゲストランナーとして10キロコースに出場し、大会を盛り上げた。
参加したランナーには記念品として「庄内町特産品セット」がプレゼントされたほか、庄内風の芋煮などが振る舞われた。