2024年(令和6年) 10月26日(土)付紙面より
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庄内町余目第二学区の無火災期間が2000日に達したことを受け、酒田地区広域行政組合消防本部(齊藤政晴消防長)と同町消防団(今井高之団長)は23日、同町の余目第二学区まちづくり振興協議会(池田幹夫会長)と管轄する第3分団(板垣敦分団長)、第4分団(佐野茂分団長)を表彰した。
余目第二学区は今年9月末現在、1572戸4145人が居住。2019年4月26日朝に住宅1棟が全焼、近隣の倉庫1棟と住宅2棟に延焼した火災以降、住民の防災訓練や消防団による予防・啓発活動、火災防御訓練を繰り広げ、今月17日で無火災2000日を達成した。
この日の表彰式は余目第二まちづくりセンターで行われ、齊藤消防長と今井団長が池田会長と板垣、佐野両分団長にそれぞれ賞状を手渡した。
池田会長は「達成は各住民の意識の高さや消防団の熱心な活動のおかげ。地域のつながりが防火・防災につながると信じ、今後も地域事業を展開していきたい」とあいさつ。佐野分団長は「5年前の火災はけが人はいなかったが被害が大きく、今でも覚えている。その火災をきっかけに、特に熱心に取り組んできた啓発活動が住民の安全意識向上につながったのならありがたい」と話した。