2024年12月4日 水曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2024年(令和6年) 11月9日(土)付紙面より

ツイート

80歳で20本 丈夫な歯で健康長寿 鶴岡地区歯科医師会「8020よい歯の長寿賞」表彰

 80歳以上で自分の歯が20本以上ある高齢者を表彰する、鶴岡地区歯科医師会(毛呂光一会長)主催の本年度の「8020よい歯の長寿賞」の受賞者が決まった。2日に受賞者代表3人に毛呂会長から表彰状が手渡された。

 「8020運動」は1989年に厚生省(当時)が提唱して始まり、全国的に展開。鶴岡地区では92年から毎年、歯科医師会主催で80歳以上の市民に応募を呼びかけ、「よい歯の長寿賞」として表彰している。対象者が居住する鶴岡市・三川町・庄内町の広報などで公募し、各歯科医院での審査を行った結果、33回目の本年度は194人が受賞者に決まった。毛呂会長が受賞者代表3人の自宅を訪れ、「生き生きとした生活を送るためには噛(か)むことが大事で、丈夫な歯を持っている人は健康寿命も長いことが分かってきました。今後は、ますますご自分の歯を大切にしていただき、ぜひとも歯の大切さをご家族や若い世代の方々にお伝えいただけましたらありがたいと思います」と述べ、表彰した。

 訪問を受けた代表受賞者の石川ミツコさん(80)=庄内町堀野=は「若い頃から歯間ブラシを使っている。歯科医院で薦められたフッ素入りの歯磨き剤も使って自分の歯で食べ続けたいと思っている」、五十嵐猛夫さん(80)=三川町青山=は「かかりつけの歯科医師・歯科衛生士のおかげで歯を保っている。歯磨きについてはしっかりと心掛けている。自分の歯でなんでも噛めるのは幸せだ」、長南博昭さん(81)=鶴岡市馬場町=は「歯は健康の入り口。寿命が延びたのも歯科医師のおかげだと思うし、健康寿命を延ばすつもりで歯を大事にしている」とそれぞれ謝辞を述べた。

 今回の受賞対象の最高齢者は1929(昭和4)年生まれの95歳。夫婦での受賞、親知らずを含め1本も歯を失ったことがない人の受賞など受賞対象者も多様になってきている。鶴岡地区歯科医師会の担当者は「ご高齢のかくしゃくとした受賞者と接すると、『お口の健康』と『健康寿命』との関連を実感できる表彰だった」と話した。

鶴岡地区歯科医師会の毛呂会長から代表で表彰を受けた左写真から石川さん、五十嵐さん、同時受賞の長南博昭さん・征子さん夫妻
鶴岡地区歯科医師会の毛呂会長から代表で表彰を受けた左写真から石川さん、五十嵐さん、同時受賞の長南博昭さん・征子さん夫妻



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field