2005年(平成17年) 10月1日(土)付紙面より
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南庄内の鶴岡市、藤島町、羽黒町、櫛引町、朝日村、温海町の6つの自治体が合併し10月1日、新しい「鶴岡市」が誕生する。面積は1311・49平方キロで、福島県いわき市を抜いて東北一、人口は約14万4000人(8月末現在)で山形市に次ぐ県内第2の都市となる。庄内地方では、庄内町が7月にスタート。11月1日には酒田、八幡、松山、平田の4市町が合併して新しい酒田市が誕生し、新時代を迎える。
「平成の大合併」に向け、2002年10月に庄内南部地域で法定の合併協議会がスタートしてから約3年。途中、三川町の離脱で構成市町村の枠組みを変更するなど曲折もあったが、04年11月に6市町村で「南庄内合併協議会」をあらためて発足。一つの自治体を目指して粘り強く協議を続け、新市誕生を成し遂げた。
6市町村は30日午後5時15分からそれぞれの庁舎で閉庁式を行い、歴史を閉じる。1日は、新しい鶴岡市の開市式と開庁式、5町村では支所開庁式がそれぞれ行われ、新たな一歩を踏み出す。
現6市町村の首長など特別職(議員を含む)は30日付ですべて失職。新市の市長選、市議選は10月16日告示、同23日投開票で実施される予定。新市長が決まるまで、櫛引町長の難波玉記氏(62)が市長職務執行者を務める。
一方、新市の誕生に合わせ、6市町村の各社会福祉協議会も合併し、「鶴岡市社会福祉協議会」としてスタートする。30日に各社協で閉所式を行い、1日には設立式、開所式を行う。