2005年(平成17年) 10月1日(土)付紙面より
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庄内地方でもっとも早くとれる「石橋早生(わせ)」の収穫が藤島町古郡の石橋留吉さん(75)方で始まった。
石橋早生は1973年、石橋さんが自宅庭の庄内柿「平核無(ひらたねなし)」の一部の枝から見つけた。一般的な平核無に比べ、収穫時期が2週間から20日ほど早く、日持ちも良い。
石橋さん方では今年、自宅敷地内と近くの柿畑約10アールで約70本を栽培、9月半ばに収穫が始まった。台風の影響でほとんど収穫がなかった昨年の反動か、今年は多くの実がなり粒も大きめという。石橋早生は渋抜きの後に地元農協などに出荷され、収穫は10日ごろまで続く。
「石橋早生」を収穫する石橋さん