2024年11月28日 木曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2005年(平成17年) 12月13日(火)付紙面より

ツイート

地元食材の創作レストラン 鶴岡市農協女性部企画 交流深まり、今年も好評

 鶴岡市農協女性部のメンバーが地元食材を使って創作した料理の試食会「女性部フェスティバル田舎料理100品レストランPart3」が11日、鶴岡市農村センターで開かれ、来場者が地産地消料理の数々を楽しんだ。

 同フェスティバルは、食と農を守る活動として一昨年初めて企画した。一般参加者などにも好評だったため、以来毎年この時期に女性部メンバーや同農協職員の親睦を図る交流会を兼ねたイベントとして開いている。

 今回は女性部メンバーから106人が1人1点ずつ、ごはん類や総菜、漬物、デザートなど出品した。会場にはメンバーが自ら育てた農産物で作ったアイデア料理が大皿に盛られ、湯田川温泉旅館組合の関係者や「食の親善大使」の古庄浩さん(東京第一ホテル鶴岡総料理長)、奥田政行さん(アル・ケッチァーノ・オーナーシェフ)などが試食し、各料理を講評した。

 続いて一般試食会が行われ、大勢の来場者が好みの料理に手を伸ばした。「柿のキムチ和え」や「田川赤かぶカップ」、「ヤーコンのあんかけ」など、旬の食材を独創的に料理したメニューが人気を呼んでいた。試食に参加した女性の1人は「どれも手をかけて作っている。素材を熟知した人ならでは」と話していた。

 会場ではチャリティーバザーや地産地消直売コーナー、大正琴や踊りなどのグループ発表も行われ、終日にぎわった。

 また、昨年の「田舎料理100品レストランPart2」に出品されたメニューのレシピ集が完成し、会場で販売された。料理の写真と出品者名、材料や作り方などが掲載されている。レシピ集に関する問い合わせは同農協経済部=電0235(25)4345=まで。
          

鶴岡市農協女性部のメンバーが地元で作ったアイデア料理の数々が並んだ
鶴岡市農協女性部のメンバーが地元で作ったアイデア料理の数々が並んだ


2005年(平成17年) 12月13日(火)付紙面より

ツイート

延べ4500人入館し閉幕 新田嘉一コレクション展 新田さん、鶴岡市に絵画寄贈

 荘内日報の創刊60周年と紙齢20000号記念事業で1日から鶴岡アートフォーラムで開催された「新田嘉一コレクション展」が11日、フィナーレを迎えた。延べ4500人が入館し、平田牧場会長の新田さんが所蔵する日本画や洋画、中国画、陶磁器、彫刻など時代や洋の東西を超えた貴重な美術品の鑑賞を楽しんだ。

 荘内日報では今年、節目の年を記念し、文化や観光、芸術の各分野の振興事業を展開。芸術振興として、本紙に掲載されたコラムをもとに、美術愛好家として知られる新田さんから、所蔵する美術品を借りて美術展を開催した。

 日本画では酒田市に縁をもつ画家・竹久夢二の「からふねや」や「三味線を持つ女」、洋画では現代フランス画壇の巨匠ベルナール・ビュッフェ作「アナベル」、北大路^k魯山人の陶磁器などの貴重な作品100点を展示した。

 10日間の開催期間中に延べ4500人が入館する盛況ぶりで、最終日は休日ということもあり、1000人を超える美術ファンが訪れた。会場にはゆったりとしたスペースに作品が配置され、訪れた人たちは会場を巡りながら、展示された貴重な作品一つ一つの鑑賞を楽しんでいた。
 10日に入館3000人目となった藤森素子さん(51)=鶴岡市新海町=、11日に4000人目となった本間喜一さん(54)=三川町助川=に記念品が贈られた。

 新田嘉一コレクション展の開催を記念し10日、新田さんが所蔵するベルナール・カトラン作の絵画「花」を鶴岡市に寄贈した。

 展示会場の鶴岡アートフォーラムで行われた贈呈式では、来館者らが見守る中、「花」を前に新田さんが「鶴岡の人たちにゆっくりと鑑賞してもらいたい。若い子たちに感性を養ってもらえれば」とあいさつ、目録を富塚陽一鶴岡市長に手渡した。富塚市長は「子供たちの心を養う貴重な作品をいただいた。末永く活用していきたい」とお礼を述べた。

贈呈する絵画「花」の前で目録を手渡す新田さん(右)
贈呈する絵画「花」の前で目録を手渡す新田さん(右)



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field