2024年11月28日 木曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2005年(平成17年) 12月15日(木)付紙面より

ツイート

「波の花」舞う 鶴岡の海岸部

 鶴岡市などの海岸部で14日、日本海の荒波が生み出す「波の花」の現象が見られた。花びらが散るように白い泡が風に乗って空中を舞う姿が、国道を行くドライバーたちの目に触れた。

 冬の風物詩・波の花は海に突き出た断崖に沿って、大小の泡が海面から舞い上がり、風に流され飛ぶ現象。地方によって「波の雪」と呼ぶこともある。大波が激しく岩場にぶつかり、塩性プランクトン(藻類)を含んだ海水が複雑に混ざり合って生まれるやや粘りのある空気泡が、海上からの強風にあおられて空高く舞い上がる。

 鶴岡市三瀬の国道7号沿いでは、荒波が打ち寄せる岸壁の下部が波の花で真っ白になっており、海からの強い風が吹きつけるたびに大小の泡が激しく空中を舞う姿が見られた。国道を行くドライバーたちは波の花を横目に、強風で車をあおられないよう注意深く走行していた。

          
          

「波の花」が、厳しい冬の訪れを伝えていた=14日、鶴岡市三瀬
「波の花」が、厳しい冬の訪れを伝えていた=14日、鶴岡市三瀬


2005年(平成17年) 12月15日(木)付紙面より

ツイート

「鶴岡北改良」着工へ 20日に起工式 市街地の交通混雑緩和

 国土交通省酒田河川国道事務所が鶴岡市宝田―本田間で計画を進めている国道112号「鶴岡北改良」は20日、本田地内で起工式を行い、着工する。国道112号鶴岡東バイパスと同7号三川バイパスを結び、鶴岡警察署北西の道形交差点付近の渋滞や市街地の交通混雑の緩和を図るもの。北側から整備を進め、平成20年代半ばの供用開始を目指す。 国道112号は道形交差点で直角に曲がっている。周辺には鶴岡中央工業団地など市内の主要な工業団地が立地していることもあり、朝夕の通勤ラッシュ時には南側に約1・2キロの渋滞(1999年調査)が発生するなど、混雑している。

 このため同河川国道事務所は、付近の渋滞を緩和するとともに、国道7号鶴岡バイパスや同345号バイパスと環状道路を形成して市街地の交通混雑を緩和し、高速道路や庄内空港などへのアクセス向上を図ろうと、鶴岡北改良を計画。1999年3月に都市計画決定され、2003年度に事業着手した。

 整備区間は鶴岡市宝田の道形交差点から本田の国道7号三川バイパスの南端まで延長2・0キロ。標準幅員は28メートル、4車線で、供用開始時は暫定2車線の予定。道形交差点から西側に伸び、鶴岡二中の南側を経て、茅原スポーツセンター付近までの延長約700メートルは既存の市道を拡幅する。その先から北に曲がり、国道7号三川バイパス南端の丁字路まで延長約1・3キロは新たな道を整備する。

 途中、青竜寺川に架かる市道の徒歩(かち)橋付近を通るため、徒歩橋を現在より南側に架けるとともに、国道112号としても新たに鶴岡北橋(仮称、延長40メートル程度)を整備する。

 04年度に北側から用地買収を進め、本年度末まで全延長の約50%を買収の予定。工事は、本年度から来年度にかけては鶴岡北橋周辺の軟弱地盤対策として盛り土、その後、市道の切り替えなどを進める計画。全体の総事業費は約60億円を見込んでいる。

 20日の起工式は午後3時から、本田の国道7号三川バイパス南端付近で行う。地権者や工事関係者を含め約100人が出席し、工事中の安全を願う。



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field