2005年(平成17年) 12月18日(日)付紙面より
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観音様のお歳夜の17日、鶴岡市本町二丁目の七日町観音堂境内で恒例の「だるま市」が開かれ、開運を買い求める人たちでにぎわった。
だるま市はいつごろから始まったか定かでないが、一説では藩政時代に七日町にあった遊郭の遊女たちが「お客がだるまのように足がなくなって何日も泊まってくれたら」とだるまを買い求めたことからとか、「七転び八起き」にあやかり遊女たちがつらい日々の励ましにしたとも伝えられている。鶴岡の師走の風物詩として市民に親しまれている。
この日は肌寒い天候の中、午前中から参拝客が次々訪れた。境内に軒を連ねた露店には、大小さまざまなだるまをはじめ、熊手や招き猫などの縁起物がずらりと並んだ。訪れた人たちは露店を巡り、新年の開運を願いながら買い求めていた。
開運を買い求める人でにぎわった「だるま市」
2005年(平成17年) 12月18日(日)付紙面より
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庄内地方の2カ所のゲレンデで17日、スキー場開き行事が行われ、週末を待ちかねたスキーヤーやボーダーが繰り出し、本格的なシーズン到来を告げた。
今年は例年より降雪が早いため、庄内では湯殿山スキー場は先月20日に営業を開始した。この日は、鶴岡市のたらのきだいスキー場と羽黒山スキー場で安全祈願行事が行われ、シーズンの無事を祈った。
このうちたらのきだいスキー場は降雪に恵まれたことから、予定を繰り上げて15日にオープンした。17日は積雪が1メートルと初滑りには十分。同スキー場は近年は雪不足に泣かされることが多く、滑走可能な状態でスキー場開きの日を迎えたのは18年ぶりという。
この日は、朝から雨が降り、雪質は今ひとつとなったが、初滑りを楽しもうと大勢の家族連れや若者のグループなどがスキー場を訪れた。スキーヤーやボーダーたちは、久しぶりの雪の感触を楽しみながら思い思いのシュプールを描いていた。
一方、羽黒山スキー場は、積雪が80センチに達し、この日から今シーズンの営業を開始した。午後にはオープニングサービスとしてリフトが無料開放された。
たらのきだいスキー場にも多くのスキーヤーが訪れ、初滑りを楽しんだ