2005年(平成17年) 12月23日(金)付紙面より
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酒田市の市立酒田病院(栗谷義樹院長)で22日、クリスマス行事が行われ、サンタクロース姿の職員が小児科などに訪れた子供たちにお菓子の袋をプレゼントした。
病気やけがで来院した子供たちに、1日でも早く元気になってもらおうと、職員が募金を集めて行っているもので、約10年前から続けている。
赤い衣装と白いひげでサンタクロースにふんした男性職員が、白く大きな袋を背負って小児科外来に現れると、子供たちはビックリ。「メリー・クリスマス」とお菓子が入った袋をもらうと、「ありがとう」と大喜びだった。
20日には酒田フルートアンサンブルがロビーで、クリスマスコンサートを繰り広げ、入院患者らにクリスマス気分を味わってもらった。
サンタにふんとた病院職員からプレゼントをもらい、喜ぶ子供
2005年(平成17年) 12月23日(金)付紙面より
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やまがた集中改革プラン検討委員会(委員長・富澤敏勝山形大教授)が21日開かれ、事務局の県側が改革プランの素案を提示した。職員数については、5年間で教育委員会が6%、企業局は10%それぞれ削減するとした数値目標が盛り込まれた。 改革プランの推進期間は本年度から2009年度までの5年間。素案は▽県庁改革―効率のよい小さな行政の実現▽県と市町村との新しい関係の構築▽県民の主体性発揮―の3項目に分かれている。
県庁改革のうち職員数の削減目標では、昨年度4972人だった一般行政部門の職員を10年度当初までに505人、10・2%削減し4467人とする。教委は1万2000人から714人減の1万1286人、企業局は177人から18人減の159人とする。事務事業の見直しを行いながら人的資源の選択と集中を図るとしており、教員の削減については少子化による学級減などを考慮した。教委の一般職員は10%程度削減する。
病院事業局(04年度職員数2467人)については、来年度にかけて県立病院事業の分析評価調査を実施し、全体のあり方を検討する中で見直す。県警(同2297人)は警察官の増員を国に要望していることもあり、削減目標については「調整中」とした。
組織改革では、農業、商工業、サービス業の垣根を越えた総合産業政策の取り組みを強化する必要があるとして、総合力を発揮できるシステムの構築を提示した。
総合支庁は、市町村への事務・権限の移譲を推進し、合併による市町村数の減少も考慮し、機能を見直す。公社については、その必要性を検証して廃止か存続かの方向性を整理する。
行政サービスについては、その範囲と負担を見直すとし、受益者負担となる使用料や手数料の見直し、補助金・負担金の廃止や縮小などを進める。
県は、素案を公表し県民の意見を聞いたうえで、来年1月に集中改革プランを策定する。