2005年(平成17年) 12月24日(土)付紙面より
ツイート
県鶴岡幼児音楽研究会(会長・渡邊成孝常念寺保育園長)の幼児音楽フェスティバルが23日、鶴岡市の市文化会館で開かれ、市内の幼児らが歌や踊り、器楽演奏など、日ごろの音楽活動の成果を披露した。
「音楽を通して美しい心を育てよう」を合言葉に、音楽リズムによる表現を中心に取り組んでいる活動の成果を発表しようと、旧市内の民間保育園を中心に毎年開いている。20回目の今年は、民田、常念寺、田川、湯田川、栄の5保育園の園児約200人と職員約40人が出演した。
このうちトップバッターの民田保育園は、1歳児から5歳児までの園児35人と職員7人が「桃太郎」をモチーフに、リズム運動や太鼓演奏、言葉の掛け合いなどを組み合わせて躍動的なステージを披露、大きな拍手が送られていた。
開会に先立ち、渡邊会長はあいさつで、「20回目を迎えられたのは関係者のご支援の賜物。継続は力なりというが、これまで培われた力がどう発揮されるか、子供たちの未来のために見守ってほしい」と述べた。
また、来賓として訪れた富塚陽一市長はあいさつで、「歌や音楽は豊かな心を育てる土壌。どんな植物が育つか楽しみな、その土壌を育ててもらっている」と研究会の日ごろの活動をたたえた。
日ごろの取り組みの成果を披露した子供たち。大きな拍手がわいた
2005年(平成17年) 12月24日(土)付紙面より
ツイート
三川町の東郷小学校(齋藤雅志校長、児童114人)で22日、年度末に取り壊しが始まる旧体育館のお別れ式と、新体育館見学会が行われた。
同校では、旧校舎の老朽化に伴い2002年度から町が新校舎の建設に着手し、一昨年の年末に完成。新体育館は今年5月に建設工事が始まり、今月中旬ごろに完成した。
この日のお別れ式は、2学期の終業式の前に行われた。児童を代表して6年生の小林美月さんが「体育の授業だけでなくさまざまな学校行事やスポ少の活動で使い、いつも私たちを支えてくれた。ずっと忘れずに思い出の中に閉まっておく。たくさんの子供を見守ってくれてありがとう」とお別れのあいさつを述べた。
続いて全校児童が1―6年の縦割りで18班に分かれ、「床を足で大きく踏み鳴らし、体育館を喜ばせよう」とジェンカを踊った。児童たちは「前、後ろ、前、前、前!」と大きな掛け声を上げながら足を踏み鳴らし、旧体育館にお別れを告げた。
終業式の後は完成検査を終えたばかりの新体育館の内部を児童たちが初めて見学した。新体育館は1階アリーナが鉄筋コンクリート(RC)、2階が鉄骨造り。屋根はアーチ状・寄せ棟風の造りで、耐久力の高いフッ素樹脂GL鋼板を用いている。アリーナは約860平方メートル、総床面積は約1550平方メートルで、旧体育館の1・5倍以上の広さ。
児童たちはさっそくステージや2階アリーナへ昇るなどして、真新しい体育館を駆け回っていた。旧校舎と体育館は来年2、3月ごろに解体工事が始まる。跡地には約1万平方メートルのグラウンドが整備され、来年度中に完成する予定。
ジェンカで床を踏み鳴らし旧体育館にお別れをした