2025年4月2日 水曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2006年(平成18年) 9月28日(木)付紙面より

ツイート

「地域共創センター」市民交流ミーティング 現状や課題、取り組み報告

 今年5月、酒田市の東北公益文科大学に地域活動の拠点組織として開設された「地域共創センター」(センター長・大歳恒彦公益学部長)主催の市民交流ミーティングが26日、同大学に隣接する同市公益研修センターで開かれた。センター員を務める同大学の教職員が、現在センターが中心となり展開、調査・研究している各事業について参加者に報告した。

 同センターは、同大学が理念の一つとして掲げる「大学まちづくり」の一環として、地域活動をしたい学生と、学生の力を借りたい地域住民の架け橋となり、地域の課題解決や地域活性化を推進していく拠点として設置された。

 同大学の教職員や学生有志がセンター員となっているほか、専門の「共創コーディネーター」2人を配属。学生、住民双方の相談に乗って課題の掘り起こしなど進めている。また、地域活性化に向け同大学の研究成果を活用することにしている。

 今回のミーティングは、同センター設立の趣旨や目指す方向性、現状、課題について学生や地域住民が共通認識を深めようと初めて企画。庄内地方一円のNPOやボランティア組織などから約50人が参加した。

 小松隆二同大学長のあいさつに続き、大歳センター長が、センターの設立経緯や活動内容について紹介。引き続き、センターが現在、携わっている事業を報告した。

 この中で、同大学広報入試課職員の浦山恭子さんは今年11月3、4の両日、同大学を会場に開かれる「学生まちづくりサミット」について紹介し、「全国から学生が集まってくる。一般の人も参加可能で、どうしたら学生によるまちづくりができるようになるか一緒に考えてほしい」と語った。

 また、今年10月で酒田大火発生から30年の節目を迎えるのを機に、学生たちとともに「酒田大火プロジェクト」を展開している渡辺暁男同大学助教授は「今年5月から大火に関わった人たちに対する聞き取り調査を行っている。市民らから再度、酒田大火やその後のまちづくりの進行について考えてもらいたい」と話した上で、「研究成果は将来のまちづくりに資するため公表したい」と、酒田市や同大学などが主催し10月28日に開かれる「防災フォーラム」の中で発表する方針を示した。参加者は熱心にメモを取りながら聴講、センターの今後に関心を寄せていた。
 

地域共創センター主催の市民交流ミーティングが開かれた
地域共創センター主催の市民交流ミーティングが開かれた



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field