2006年(平成18年) 1月25日(水)付紙面より
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連日の大雪で、鶴岡市の市街地では屋根の雪下ろしや家屋周辺の排雪などに深刻な影響が出ている。24日現在の市街地の積雪深は101センチと過去22年間で2番目に多い量。市には市民から雪下ろしなどの相談が相次いでいるほか、市が高齢者などを対象とする除雪費助成の申請は80件を超えており、市民生活への影響が拡大している。
市豪雪対策本部によると、同市本所の観測地点の鶴岡公園の降雪量累計は、24日現在で323センチ。83年度以降の市の統計によると、ひと冬(11月―3月)の降雪量累計が300センチを超えた年度は過去5回あったが、いずれも1月末段階で300センチを上回った例はなかった。一方、最大積雪深110センチは85年度の110センチに次ぐ記録となっている。
こうした中、市内の一般家庭では雪下ろしや家の周囲の除排雪に関する悩みが深刻になっている。対策本部事務局の市民生活課によると、本部を設置した12月31日から今月23日までの相談件数は計112件あり、今月中旬以降は排雪に関するものが増加しているという。同課では雪下ろし、排雪の各業者のリストを作成し、相談者の住所を聞いて近くの業者を紹介するなどの対応を行っている。同課では閉庁日も平日と同様に職員を配置し対応にあたるという。
一方、介護サービス課によると、高齢者からの雪に関する相談が23日現在で94件に達している。主に雪下ろしに関するもの。市では65歳以上の1人暮らし世帯や高齢者世帯などを対象に、屋根の雪下ろし代金を助成しているが、23日現在で申請は82件に達している。同課は「100件は超えそうな気配。近年では2000年に10件程度あったぐらいで今冬は大変な状況。民生児童委員などと連携しながら高齢者の支援にあたりたい」と話している。
捨てられた雪が山脈のようになっている三川橋上流の赤川右岸の排雪場
2006年(平成18年) 1月25日(水)付紙面より
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酒田市は、新たな酒田観光ガイドマップ「酒田観光いろは」を作成した。合併によって増えた観光スポットを網羅したもので、新市の観光を総覧的に案内するパンフレットとして活用していく考え。
旧1市3町の合併後、市としては初の観光ガイドマップ。「特に、目的志向が高まっており、各施設を目指す人に分かりやすいように配慮した」(市観光物産課)という。
表面にはジャンル別に▽自然・体験=玉簾の滝、十二滝、眺海の森、飛島など11カ所▽名所・旧跡=山居倉庫、総光寺、旧阿部家など15カ所▽美術館・資料館=土門拳記念館、阿部記念館など10カ所▽味覚・物産=酒田夢の倶楽など施設3カ所、メロン、イチゴ、赤ネギ、荘内麩など物産15種▽入浴施設=6カ所を紹介。さらに季節ごとの祭りや行事、交通、宿泊案内を載せた。
裏面では八幡、平田、松山各地区と市街地中心部の観光マップ、観光ボランティアガイドの案内などを紹介している。
A1判、両面カラー刷りで11万部を製作。市内の各観光スポットなどに置いている。年度内には英語版も作る予定。問い合わせは市観光物産課=電0234(26)5759=へ。
新酒田市の観光スポットを網羅したガイドマップ