2024年12月3日 火曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2007年(平成19年) 1月7日(日)付紙面より

ツイート

冷水耐え息災願う 飛鳥神社「裸参り」

 酒田市飛鳥の飛鳥神社で5日、伝統の祭り「裸参り」が行われ、地元の子供らが冷水を浴びて参拝し五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願った。

 裸参りは、松例祭に参加する「松若勢(まつわかぜ)」と年男が、その前日に心身を清めるため川に入ったのが始まりと言われる。一時中断していたが、1977年に旧平田町の町おこしグループ「飛鳥の行事を楽しくする会」が復活させ、その後、氏子たちが中心になって続けている。

 今年は小学3年生から51歳まで、子供9人と大人8人の計17人が参加。下帯と足袋だけの姿で午後6時半すぎ、本殿で祈祷を受けた後、「ワッショイ、ワッショイ」と近くの仁王堂の周囲を1周。堂前の「お清め場」で冷水を浴びた。

 この日は雪もなく、穏やかな天候だったものの、水は氷のような冷たさ。桶から肩口に掛けられると、子供らは両手の拳を握り締め、「ウーッ」と歯を食いしばって我慢。真っ赤になった体で本殿を参拝し、再びお清め場で冷水を浴びることを3回繰り返した。詰め掛けた見物客たちは自らの祈りを重ね合わせるように、「ほれ、頑張れ」と声援を送っていた。

お清め場で冷水を浴びる子供たち
お清め場で冷水を浴びる子供たち



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field