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2007年(平成19年) 11月30日(金)付紙面より

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小林投手背番号29 オリックスと仮契約「まず一勝目標」

 オリックスバファローズは28日、大学生・社会人を対象にしたプロ野球新人選手選択会議で1巡目に指名した酒田市出身で青山学院大の小林賢司投手(22)=酒田南高卒、184センチ、84キロ、右投右打=と同市内のホテルで入団交渉を行い、契約金8000万円、年俸1200万円で仮契約を結んだ(金額は推定)。入団発表は12月9日に本拠地の京セラドーム大阪で行われる。背番号は29。

 小林投手は1985年生まれ。浜田小5年の時に野球を始め、酒田二中を卒業後、酒田南高に進学。1年秋からベンチ入りし2002年春、同年夏の計2回、甲子園のマウンドを踏んだ。同校卒業後は東都大学野球1部リーグに所属する青山学院大に進学。長身から投げ下ろす最速145キロの速球と、スライダー、フォークなどを武器に3年春のリーグ戦で、最優秀防御率を獲得した。

 ホテルリッチ&ガーデン酒田で行われた入団交渉には、小林投手と父親の章さ(53)、母親の登志子さん(55)、オリックス側から宮田隆編成部長、中川隆治スカウトが出席。契約金、年俸とも合意に達した。

 交渉終了後、小林投手が同ホテルで記者会見を行い、「契約金、年俸とも今まで見たことのない金額だった。契約をしプロになるという実感がわいてきた」と話した。そして「とりあえずは一軍で1勝が目標。早くローテーションに入れるよう頑張りたい」と決意を語った。また、背番号については「29という数字を自分の色にできたらと思う」と述べた。

 宮田部長は「スカウトの中には、(福岡ソフトバンクが1巡目で指名した)大場翔太投手(東洋大)よりも高い評価をしていた人もいた。ストレートの質と多彩な変化球が魅力」と述べ、「29という背番号は村田兆治さんや鈴木孝政さんら名投手が付けていた。投手としては悪くない数字。29といえば、オリックスの小林だなと言われるように頑張ってほしい」とエールを送った。

酒田市を表敬

 小林投手は29日午前、酒田市を表敬訪問し阿部寿一市長、石川翼久教育長らに仮契約を終えたことなど報告。阿部市長は「小さい時からの夢だった道に進めることを誇りに毎日頑張ってほしい。これからはオリックスファンになる」とエールを送り、小林投手に酒田のシンボル・獅子頭のキーホルダーやネクタイを手渡した。

球団マスコットを手に笑顔を見せる小林投手=28日
球団マスコットを手に笑顔を見せる小林投手=28日


2007年(平成19年) 11月30日(金)付紙面より

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山形・秋田「環鳥海」 一体感持ち発展を 地域連携目指しフォーラム

 2007秋田・山形地域連携フォーラムが28日、遊佐町の鳥海温泉「遊楽里」で開かれた。連携活動の実践事例報告や、それを踏まえたパネルディスカッションを展開。鳥海山を取り巻く地域を一つの圏域ととらえ、これまで以上に一体感を持って幅広い分野で連携し、発展に結び付ける―などとする共同アピールを発表した。

 県境に共通のシンボル・鳥海山を持つ秋田、山形両県民が、一層の連携拡大の必要性を認識し、観光や交通ネットワーク、みなとづくりなどの連携事例を内外に発信して広域的な産業圏域の形成を促進しようと、環鳥海地域観光交流推進協議会(会長・小野寺喜一郎遊佐町長)が開いた。

 両県の関係者約100人が参加した。小野寺町長が「地域連携をさらに深め、拡大していきたい」とあいさつ。来賓を代表し東北地方整備局企画部の佐々木透環境調整官が「東北の観光はまだ黎明(れいめい)期。裏を返せば可能性が大きいともいえる。この地域は一体となって魅力の再発見に努めており、将来必ず成果を挙げるだろう」と述べた。

 秋田県由利地域振興局と山形県庄内総合支庁が今年夏、共同で策定した「環鳥海地域事業推進プラン」を、山王丸愛子局長と高橋節支庁長が映像を交えて解説。「『日本一のふるさとの山=鳥海』のふもとの元気な地域」を目指した取り組みを進めているとした。

 これを踏まえ、秋田県産業技術総合研究センターの中西大和所長、日本青年会議所東北地区協議会の松田悦子会長、酒田米菓の佐藤洋社長、齋藤弘山形県知事がパネルディスカッション。東北公益文科大の高橋英彦教授が進行役を務めた。

 パネリストからは「航空機産業をこの地域の新たな産業にしたいし、それは可能」「東北は奥ゆかしさが美徳とされてきたが、時代遅れ。いかに発信、自慢していくかだ」「秋田、山形にはとてもいい港がある。その活用を」「鳥海山を基点に回遊できる観光ルートの設定が欠かせない」などの意見が出た。

 最後にNPО法人・極楽鳥海人(太田薫理事長)の佐藤昌則さんと小松麻美さんが▽両県が一体となった取り組みの推進▽多様な主体の参加と協働による取り組みの推進▽新たな価値の創造と発信―を核にした共同宣言文を朗読、採択された。

環鳥海地域の一層の連携拡大を目指して開かれたフォーラム
環鳥海地域の一層の連携拡大を目指して開かれたフォーラム



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