2007年(平成19年) 12月22日(土)付紙面より
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庄内地方の多くの小中学校で21日、2学期の終業式が行われ、児童・生徒たちは正月休みに入った。
庄内教育事務所によると、この日終業式を行ったのは小学校55校、中学校12校の計22校。すでに休みに入った小学校1校をのぞき、27日までに残る小中計22校で終業式が行われる。
このうち鶴岡市立朝暘第六小学校(難波信昭校長、児童797人)では、午前8時45分から体育館で終業式が行われ、児童代表の岡部沙耶さん(3年)と石塚貴大君(6年)の2人が、「水泳と持久走、勉強を頑張った」「係りの仕事を忘れずに取り組むことができた」とそれぞれ2学期に頑張ったことを発表した。
難波校長は、学習発表会の成功や持久走大会など1年生から6年生が2学期に努力したことを振り返り、「事故、けが、病気に十分気を付けて、楽しい冬休みを過ごしてください」と呼び掛けた。
その後、今年最後の授業を行い、ホームルーム。1年4組では、先生が休み中の注意点について説明。児童たちは先生の呼び掛けに「はい」と元気よく答えていた。
先生のお話に「はーい」と元気よく答える児童たち=朝暘六小
2007年(平成19年) 12月22日(土)付紙面より
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新校舎と体育館が完成した鶴岡市立鶴岡第二中学校(柿崎泰裕校長、生徒479人)で21日、旧校舎とのお別れ式が行われた。
同校の旧校舎と屋内運動場は1960(昭和35)年に完成。現在まで築50年余りになり、旧鶴岡市にある6中学校の中でも最も古い校舎となっていた。新校舎は、2004年に全面改築が決定し、昨年6月に着工した。
この日、同校旧体育館で終業式後にお別れ式が開かれ、生徒と教員、来賓、保護者などが出席した。
はじめに柿崎校長が「旧校舎が間もなく私たちの前から姿を消すと考えるとやはり寂しい。この姿を心の中にしっかりと焼き付けておいてほしい。そして、新校舎に移ってからも思いやりにあふれた温かい心を持ち、何事も一生懸命頑張る学校でありたい」と話した。
来賓あいさつの後、生徒を代表して生徒会長の佐藤椋太君(3年)が「この校舎は学ぶ場であり、出会いの場であり、伝統を教えてくれる先生でもあった。旧校舎がなくなっても二中生全員で伝統を大事にしていきたい。ありがとう、お疲れさま」と旧校舎に感謝の言葉を伝えた。
最後に生徒全員で「ハレルヤ」の合唱と校歌斉唱で式を終えた。体育館には生徒たちの感謝を表す歌声が高らかに響き渡っていた。
同校では今年中に旧校舎からの引っ越し作業を済ませ、3学期からは真っ白な外観の新校舎で授業がスタートする。
全校生徒が「ハレルヤ」を合唱し、旧校舎に感謝の気持ちを伝えた
2007年(平成19年) 12月22日(土)付紙面より
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鶴岡市は、景観形成の方針とルールを定める景観計画案をまとめた。大規模建築物の新築や大規模改修での制限を市域全体に拡大するほか、旧市町村の各地域で方針を示した。市のホームページで公表して広く市民から意見を募集し、各地域ごとの説明会、景観審議会・都市計画審議会を経て策定し、来年3月に公表する予定。
2006年5月に景観行政団体となった鶴岡市では、合併前の旧6市町村で定められた景観に関する条例やまちづくり計画を統一し、市全域であらためてルールを定めようと、昨年度から景観計画の策定作業を進めてきた。
これまでにまとまった計画案では、基本目標を「美しく豊かな自然を守り育て、地域の個性を尊重し歴史的・文化的資源を大切にした景観形成を行う」とした。対象は市全域で旧市町村の6地域ごとに景観形成方針を示した。
また、旧鶴岡市で実施していた高さ13メートル以上、建築面積500平方メートル以上の建築物と高さ15メートル以上の工作物の新築、改築、改修などで色彩、緑化、意匠の基準設定、届け出を全市域に拡大することにしている。
さらに、主要地方道鶴岡羽黒線の十文字交差点から神路坂(羽黒高校手前)など出羽三山神社大鳥居の周囲、美咲町の都市計画道路苗津大山線(シンボルロード)沿道地区については、それぞれふさわしい景観形成基準を設定する。
市では、景観計画の策定と並行し、景観条例を作成しており、来年3月の定例市議会に上程する予定。
意見の募集は来年1月31日まで受け付ける。景観計画案は鶴岡市ホームページから「景観計画案」のページにリンクして閲覧できる。
意見募集などの問い合わせは市都市計画課都市計画係=電0235(25)2111内線464=へ。