2007年(平成19年) 12月5日(水)付紙面より
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荘内銀行(町田睿頭取)は創業130周年記念事業の一環として、慶應義塾大学に寄付金500万円の贈呈を決め4日、鶴岡市の同大先端生命科学研究所で贈呈式が行われた。
同行は、前身の第六十七国立銀行として1878年に創業。来年12月の創業130周年に向けて、今月1日から記念事業の取り組みを開始した。慶應義塾大学への寄付は、鶴岡市にタウンキャンパスを置く同大が創立150周年を迎えるにあたり、未来への先導を担う人材育成や、鶴岡から世界に発信する先端生命科学研究の発展を願って贈るもの。
この日は町田頭取など3人が同研究所を訪れ、冨田勝研究所長に贈呈目録を手渡した。町田頭取は「鶴岡に研究機関を設けていただいたことは、地域にとって研究開発都市への脱皮を図る重要なこと。今後もよい研究ができるような環境整備のお手伝いをしたい」と今回の寄付への思いを話し、冨田所長は「大変ありがたい。150周年記念事業の一部として使わせていただく」と謝辞を述べた。
同行では今後、ニューイヤーコンサート(来年1月9日、鶴岡市文化会館)や懸賞付き定期預金のキャンペーンなど各記念事業を展開することにしている。
町田頭取(右)が冨田所長に贈呈目録を手渡した
2007年(平成19年) 12月5日(水)付紙面より
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光ファイバーケーブルを通じてインターネットに超高速で接続するNTT東日本の通信料定額サービス「Bフレッツ」が3日から、庄内町のどこでも利用できるようになった。
町が総務省の地域情報通信基盤整備推進交付金を活用し、約1億8000万円の予算で南野、狩川、清川、立谷沢の各地区に延長約77キロにわたり光ファイバーケーブルを架設。整備完了後、NTT東日本に貸し出した。南野以外の余目地区はNTT東日本で整備した。これにより、庄内地方の自治体では初めて、町内全域で同サービスを受けられるようになった。県内では朝日町で、スタートしているという。
また、IP電話「ひかり電話」のサービスも開始。Bフレッツ利用者であれば申し込みで、国内のどこへでも一律3分当たり8・4円で電話をかけられるようになった。
町情報発信課では「情報格差の是正が図られ、町内の地域情報化を推進できる」とし、超高速インターネット接続サービスが社会基盤的要素にもなってきたため、「企業誘致にも役立つ」と期待している。