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2007年(平成19年) 3月21日(水)付紙面より

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冷水につかり「卒業禊ぎ」

 鶴岡市の出羽三山神社神職養成所の「卒業禊(みそぎ)」が20日、羽黒山中の祓(はらい)川で行われ、雪降りしきる中、卒業生が冷水に入る荒行で修行を締めくくった。

 同神社は古くから神職の養成に取り組み、1962年から神社本庁承認の養成所を開設している。生徒は神職の専門知識を学ぶとともに、山伏修行なども積む。本年度は2年課程の卒業生1人と1年課程を修了した2人が、教官の神職とともに禊に挑んだ。

 この日は、羽黒山中には深々と雪が降り積もり、祓川周辺はひざ丈ほどの積雪に包まれた。

 卒業生たちはした帯にわらじ姿になると、同神社社務所から石段を抜けて国宝・五重塔近くの祓川に。「エイサー、エイサー」の掛け声で独特の準備体操をした後、雪解け水が流れる祓川に入水した。

 身を切るような冷水に胸までつかり約10分間、一心に祝詞や唱えごとを繰り返した。全身を真っ赤に染めた卒業生たちは荒行を乗り越え、神職への決意を新たにしていた。
          

雪が降り積もる中、祓川に入る荒行に挑む出羽三山神社神職養成所の卒業生ら
雪が降り積もる中、祓川に入る荒行に挑む出羽三山神社神職養成所の卒業生ら


2007年(平成19年) 3月21日(水)付紙面より

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舞台は海坂藩 せつない恋物語 藤沢周平作品「山桜」ロケへ

 来月中旬から鶴岡市羽黒町松ケ岡の蝉しぐれオープンセットなどでロケが行われる藤沢周平作品を原作とした映画「山桜」(製作・ディスティニー、篠原哲雄監督)の庄内ロケ支援実行委員会の初会合が19日、鶴岡市羽黒庁舎で開かれた。

 同映画は藤沢周平の短編作品「山桜」(新潮文庫「時雨みち」より)を原作とし、江戸時代後期の海坂藩を舞台にしたせつない恋物語を、北国の美しい情景とともに描いている。藤沢作品の映画化は5作目となる。篠原監督は「地下鉄(メトロ)に乗って」「天国の本屋?恋火」などを手掛けている。

 庄内ロケは来月15日のクランクインを予定している。蝉しぐれオープンセットや羽黒町手向地区、朝日行沢地区などで5月下旬ごろまで撮影される。来春公開予定。

 庄内ロケ支援実行委員会は市羽黒庁舎と市観光物産課に事務局を置き、市観光連盟、庄内観光コンベンション協会、鶴岡商工会議所、羽黒町商工会、NPO法人蜂鼓山社中などの9団体で構成。この日の設立総会では延味孝太郎市観光連盟会長を委員長に選出。庄内ロケをプロデュースする庄内映画村株式会社との協力体制で交通誘導協力やエキストラの確保などの支援、映画を媒体とした庄内地域の情報発信と観光振興を図ることなど事業計画を決めた。

エキストラやスタッフ募集

 一方、庄内映画村株式会社(宇生雅明社長)は、映画ロケのエキストラやボランティアスタッフを募集している。

 庄内地方では来月から藤沢周平作品原作の映画「山桜」をはじめ、映画「おくりびと」(滝田洋二監督)、映画「ICHI」(曽利文彦監督)の3本の映画の撮影が始まる。また、年内にほか2本の撮影も予定されている。

鶴岡市羽黒町の石倉オープンセット、蝉しぐれオープンセットを改装しながら庄内一円で5本の映画撮影が目白押しになる。

 そのためエキストラ(一般、演技経験者)、映画撮影をサポートするボランティアスタッフを募っている。また、時代劇映画エキストラ用の衣装、オープンセット用古材などの提供も求めている。問い合わせなどは同映画村=電0235(62)2080=へ。
          

映画「山桜」庄内ロケ支援実行委員会の初会合 
映画「山桜」庄内ロケ支援実行委員会の初会合 



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