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2007年(平成19年) 3月9日(金)付紙面より

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金峰少年自然の家 開所以来、最高の利用者数

 鶴岡市高坂の社会教育施設「県金峰少年自然の家」(安野郁夫所長)の年間延べ利用者が本年度、開所から30年間で過去最高の3万6399人(4日現在)に達した。同施設では「学校行事のほか、幼稚園や保育園、地域の子供会など利用形態が多様化している。あらゆる機会で子供たちに自然体験させたいというニーズが増えているようだ」と分析している。

 同施設は1976年に開設。宿泊施設などを有し、里山の自然の中でのハイキングやウオークラリー、野外炊飯、テント泊、自然観察、庄内浜での海水浴やキャンプファイアー、雪遊び、クラフト体験など四季折々の野外体験事業を行っている。

 1980年に延べ利用者が3万6000余人を記録しピークを迎えたが、その後は少子化などの影響で利用者数は減少傾向にあった。

 2000年ごろから、それまでほとんど利用がなかった幼稚園や保育園の利用が増えるとともに、その後、学校週5日制に伴い週末利用などが増加。総合学習の時間や学級行事、町子供会、サークルなど利用形態も多様化し、ここ数年は3万人を超えるようになった。

 同施設では「日々の生活の中で子供たちが自然に触れる機会が減っている。そうした背景もあり、自然に触れたり、生きる力を身につける場として施設利用を企画する先生や保護者、幼稚園などが増えている。ニーズに対応する事業を企画していきたい」と話した。
          

アスレチックで自然と触れ合う子供たち
アスレチックで自然と触れ合う子供たち


2007年(平成19年) 3月9日(金)付紙面より

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地区社協出そろう 旧3町地域の小学校単位 主体的活動に期待

 酒田市の大沢小学校体育館で8日、先月に設立された大沢地区社会福祉協議会(荒生豊会長)の高齢者交流行事「うきうきサロン交流会」が開かれた。旧4市町の社会福祉協議会の合併に伴い、旧3町地域で、それまでなかった小学校区単位の地区社協の設立が推進されているもので、大沢地区で旧3町の全地区の社協が出そろった形。市社会福祉協議会では、「新年度から本格的な活動に入り、地域住民の主体的な活動につなげていきたい」としている。

 新・市社協は2005年11月、新市とともに誕生。小学校区単位の社協は旧市には従来からあったが、旧3町地域にはなかったため、新体制スタートとともに設立を働きかけてきた。住民が支えあい、主体的に地域の課題解決に取り組み、安全・安心な地域づくりを推進していくための重要な組織との考えからだ。

 平田地域では昨年8月、暫定的に全域1組織として結成された。社会教育を担う中央公民館の在り方などを踏まえ、将来はより細かい単位の組織に再編していく考え。

 松山地域は昨年7月に南部、山寺、8月に内郷、松嶺の計4地区で結成。八幡地域は昨年12月に市条、観音寺、今年1月に日向、先月に大沢の計4地区で結成され、これで暫定的ながら旧3町地域全域で結成された。

 このうち大沢地区では、地区内の区長や民生児童委員、婦人会、食生活改善推進協議会、老人クラブの関係者らで結成。市と市社協からの補助金を財源に、高齢者ら弱者を地域全体で支える土壌づくり「見守りネットワーク支援事業」、独居老人宅などに食事を提供して交流を図る「ふれあい給食」、困りごと相談の橋渡し役などの「地域あんしん事業」など5事業を繰り広げる。

 同地区社協としては初の本格的行事となったこの日のサロンは、地域の支えあいや仲間づくりを推進する「地域交流事業」の一環。地区の65歳以上の高齢者約150人が参加。長泉院(遊佐町)の石川茂稔住職の講話、弁当の会食、杉沢民謡会の民謡発表を楽しんだ。
 地区社協の荒生会長は開会あいさつの中で、「みんなで目配り、気配りし、より良い地域にしていこう」と福祉のまちづくりへの参加を呼びかけた。

 市社協事務局では「これで全地域で出そろった。住民が自分たちの地域のことは自分たちでと、主体的に活動していけるような機運を高めていきたい」としている。

酒田市で地区社協が全域で結成、本格的な活動が始まる=8日、大沢小
酒田市で地区社協が全域で結成、本格的な活動が始まる=8日、大沢小



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