2007年(平成19年) 4月10日(火)付紙面より
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「リサイクル資源で福祉施設に車いすを贈ろう」をスローガンにするNPO法人の愚山会(鶴岡市道形町、佐藤満子理事長)は8日、鶴岡市藤沢の知的障害者授産施設「愛光園」(鈴木博道園長)へフロアホッケーの用具一式を寄贈した。
同会は2000年に設立。鶴岡市へ資源回収実施団体として登録し、はし袋やジュース缶などのプルタブ、古新聞などのリサイクル資源を報奨金に替え、福祉施設への物品贈呈に充てている。これまで市内の老人ホームなどにリクライニングシート付き車いすやカラオケ機器などを贈っている。
今回は、愛光園の入所者などでつくるフロアホッケーチーム「アイスモンスターズ」が、第4回スペシャルオリンピックス日本冬季ナショナルゲーム(来年3月7―9日、山形市など)へ出場するが、用具が不足していることを聞き、ヘルメットやレガースなど9人分の用具を贈呈することになった。
この日、佐藤理事長など会員12人が愛光園を訪れ贈呈式が行われた。佐藤理事長は「多くの人たちの協力で用具をそろえることができました。大会での健闘を祈ります」とあいさつ。これを受け、選手代表が「用具が増え、これからの練習に熱が入ります。大会に向けて頑張ります」と謝辞を述べた。
贈呈式後、メンバーによる紅白試合が行われ、愚山会の会員たちはスピード感あふれるゲームを観戦した。
佐藤理事長(右)たちが愛光園へフロアホッケー用具を贈った
2007年(平成19年) 4月10日(火)付紙面より
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庄内町の庄内余目病院(野末睦院長)で7日、「2007年スプリング院内コンサート」が開かれ、地元吹奏楽団が入院患者に音楽で元気をプレゼントした。
同病院では患者たちに安心して医療を受けてもらおうと、病院ボランティアを募集しており、昨年から音楽ボランティアとしてコンサートを開催している。4回目の今回は、余目中学校OBで組織する余目吹奏楽愛好会(坂本正市代表、会員40人)が出演した。
この日のコンサートは同病院1階フロアで行われ、入院患者や通院者、病院職員たち約60人が詰め掛けた。アメリカ的な華やかさをもつ行進曲「美中の美」で幕開け。「天城越え」「いい日旅立ち」「新日本紀行」など6曲が披露され、入院患者らは心ゆくまで“生”の演奏に耳をかたむけていた。
庄内余目病院で開かれた院内コンサート