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2007年(平成19年) 4月21日(土)付紙面より

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生きてきた日々の証し 自分史「話のアルバム」刊行 鶴岡・宝昌院住職 小池さんが生活記録つづる

 鶴岡市民田の宝昌院住職で荘内日報論説委員の小池公雄さん(82)が82年間の自らの生活記録としてつづった「話のアルバム」が刊行された。荘内日報紙上に掲載された「日曜閑話」や「一日一題」などから、彼岸やお盆の由来など仏教説話や年中行事に関する「ためになる」話題を抜粋し、分かりやすくまとめている。

 小池さんは1925(大正14)年生まれ。鶴岡工業学校(現・鶴岡工高)電気科、曹洞宗第九専門僧堂卒。戦後、亡父の後を継ぎ宝昌院十三世住職となり、布教のかたわら鶴岡市の家庭児童相談員や保護司などを務め、市青少年対策推進員連絡協議会長、鶴岡地区保護司会長などを歴任。知的障害者施設の園長や民田保育園の開設運営などにも携わった。

 94年以来、荘内日報論説委員を続けている小池さんは傘寿を過ぎたことを契機に、「自分の生きた日々の証しとして」と、書き連ねてきた原稿を一冊にまとめることにした。タイトルは、原稿をまとめる作業を、写真を整理する様子と重ね合わせ「話のアルバム」とした。

 本書の「日曜閑話」では、「お正月と七福神」「葬儀のしきたり」「彼岸と仏の教え」など、さまざまな仏の教えや年中行事について分かりやすく解説した。「一日一題」では、保護司などの経験に基づき「いじめについて考える」「期待される保育所」など、多くの社会問題について触れた。

 また、2000年にインドを訪れお釈迦さまの誕生、悟りの地、初説法、入滅の4大聖地を巡礼した思い出や、心身障害者の交換使節団として鹿児島市へ親善訪問した体験をつづった旅行記、更生保護誌への寄稿文なども掲載した。
 小池さんは「分かりやすく、ためになるような文章を書くように心掛けてきた。この本を手に取ってくれた人が、生きる上での心の持ちようなど何かを感じ取ってもらえれば」と話した。

 A5判、696ページ。荘内日報社刊。2500円(税込み)。荘内日報社本社と酒田支社、宝昌院で扱っている。

“自分史”をまとめた小池さん
“自分史”をまとめた小池さん


2007年(平成19年) 4月21日(土)付紙面より

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携帯電話で観光ガイド 酒田観光物産協会 外国人向けシステム導入

 酒田観光物産協会(齋藤成徳会長)は、主に外国人旅行者を対象に、携帯電話などを使って市内の観光スポットを解説する「観光携帯ガイド」のシステムを導入、運用を開始した。酒田夢の倶楽や松山城大手門など市内10カ所について、携帯電話や専用機を使って日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語で解説を聞ける。

 同協会が、外国人旅行者の受け入れ環境整備を推進する国土交通省の補助事業「観光ルネサンス」の一環として導入、今月16日から稼働した。
 システムは、個人向けが販売用と貸し出し用の2種、団体用が貸し出し用の1種の計3種ある。

 個人向けの販売用は、各観光スポットの案内を聞くための電話番号を書いたカード、専用のイヤホン、案内パンフレットのセット。各自の携帯電話にイヤホンを接続し、指定の電話番号にかけ、指示に従って各観光スポットの番号を選ぶと案内を聞ける。

 個人向けの貸し出し用は、携帯電話と似た形をした専用機で、各観光スポットの番号を押すと、録音されていた案内を聞ける。団体向けの貸し出し用は、添乗員が親機、各旅行者が子機を持ち、個人向けと同様の案内を電波で親機から子機に飛ばすもの。40人程度まで対応できる。案内を聞ける観光スポットは酒田夢の倶楽、さかた海鮮市場、相馬樓、松山城大手門、飛島など10カ所。

 販売用は価格870円で、当面は酒田夢の倶楽で、将来は各観光スポットで販売する。酒田のほか、山寺(山形市)、松島(宮城県)、平泉(岩手県)の3カ所でも同様のサービスを一斉に始めており、購入から1年間の有効期間内ならこの4カ所どこの案内も聞ける。
 貸し出し用は本年度、個人、団体向けとも外国語用については無料、日本語用は酒田市観光ガイド協会(利用は有料)と協調して貸し出す。

 酒田観光物産協会では「これまでは添乗員がそれなりに勉強しないと案内できなかったが、このシステムがあれば各言語で気軽に、正しい案内が聞ける。今後需要が高まってくる」とみている。
          

観光携帯ガイドシステムの(右上から時計回りに)販売用、個人向け貸し出し用、団体向け貸し出し用子機、同親機
観光携帯ガイドシステムの(右上から時計回りに)販売用、個人向け貸し出し用、団体向け貸し出し用子機、同親機



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