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2007年(平成19年) 4月27日(金)付紙面より

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「鶴岡観光ぐるっとバス」出発!! 1日乗り放題10カ所巡回 徒歩の観光客利便図る初企画

 鶴岡市観光連盟は、1人300円で1日乗り放題の周遊バス「鶴岡観光ぐるっとバス」を28日からスタートさせる。JR鶴岡駅を発着とし市街地の主要な観光地10カ所を巡る。徒歩で市街地を巡る観光客の利便性の向上を図ろうと初めて企画した。本年度は試行的に11月25日まで7カ月間、土、日曜日と祝日に運行を予定する。 近年、鶴岡市を訪れる観光客の傾向として、特に首都圏などから電車利用の観光客の場合、「藤沢文学」ブームなどの影響から市街地にある作品ゆかりの場所などを徒歩で巡る人が多くなっているという。

 「ぐるっとバス」は、こうした観光客の2次交通の確保が目的。25人乗り程度のマイクロバスに「鶴岡観光ぐるっとバス」と記したマスクを掛けて走らせる。運行は庄内交通観光バスハイヤーに委託する。

 鶴岡駅を発着(1番のりば)とし、般若寺・龍覚寺―丙申堂―致道館(市役所前)―総穏寺―大督寺―致道博物館―鶴岡公園・荘内神社前―致道館(同)―内川・三雪橋―山王日枝神社・富樫ろうそく店の順路で1日5便を運行。一便回あたりの所要時間は約40分。

 同駅の出発時間は下りの特急「いなほ」1、3、5号と「きらきらうえつ」の到着時刻に合わせ、午前10時40分、同11時40分、午後1時、同1時50分、同2時40分とする。最終便では、湯田川温泉と湯野浜温泉に宿泊する乗客がいた場合、鶴岡駅到着後に別途一人300円で湯田川、湯野浜の順で送迎も行う。

 市と同観光連盟では運行に合わせ、時刻表と運行ルートなどをしるしたマップ、みどころ案内を掲載した「ぐるっとバス」専用のパンフレットを作成しPRしていく。また、今後の利用状況や利用者の声などを参考に、夏の観光シーズンでの増便や逆周りコースの設定、次年度以降の運行などを検討していく。
          

「鶴岡観光ぐるっとバス」のバス停のイメージ図とマップ
「鶴岡観光ぐるっとバス」のバス停のイメージ図とマップ


2007年(平成19年) 4月27日(金)付紙面より

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商談会出展を支援  後藤さんが中国の魅力語る 東方水上シルクロード貿易促進協議会

 酒田港と中国黒龍江省ハルビンを結ぶ国際航路「東方水上シルクロード」の利用を推進している東方水上シルクロード貿易促進協議会(新田嘉一会長)の総会が25日、酒田市のガーデンパレスみずほで開かれた。県内企業の中でも中国進出では草分け的な後藤電子(本社・寒河江市)の後藤芳英社長が記念講演し、「遅いということはない」と中国進出の魅力と可能性について語った。

 この協議会は1992年、同航路を活用して酒田港と地域の活性化を図ろうと、県内企業で結成。総会には会員や地元選出県議らの来賓、合わせて約80人が出席した。

 本年度事業として、6月15―19日にハルビンで開かれる国際経済貿易商談会への県内企業の出展支援、同商談会に合わせ同協議会の第46次訪中団の派遣、国土交通省が昨年度から実施しているハルビン―綏芬河―ロシア・ウラジオストク間の新輸送ルートの可能性調査への支援などを決めた。

 総会終了後、後藤社長は「中国進出の体験談」と題して記念講演。同社が1986年から中国・上海で加工委託から始め、90年に同所に、2001年に香港、02年に広東省、今年は安徽省にそれぞれ有限公司を設立するなど次々に海外に工場を展開してきたこれまでの経緯を語った。

 後藤社長は「当初は自分も30歳ぐらいで、会社をつくると言ってもだれも信じない。家族と一緒に行き、家を建て、本気ということが伝わったのか、少しずつ対応が変わっていった」など現地での苦労を語った。

 その上で、「日本は人件費の問題などから徐々にものづくりに適さなくなりつつある。開発は日本、生産はアジア、販売は世界で行っていく時代。自分は進出は早かったが、100年、200年後には10年、20年の差は関係なくなる。遅いということはない。中国の人口は13億で、民主化の流れは止まらず、まだまだ魅力的。中国での仕事を考えてみては」と呼びかけた。

記念講演で中国の魅力を語った後藤社長(壇上)
記念講演で中国の魅力を語った後藤社長(壇上)



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