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2007年(平成19年) 4月3日(火)付紙面より

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検索能力の向上を 朝暘一小『図書館クイズ』刊行

 学校図書館を活用した児童教育の先進校として全国的にも高い評価を受けている鶴岡市立朝暘第一小学校(富樫恒文校長)は、図書館活用のための実践資料をまとめた「図書館へ行こう! 図書館クイズ」(国土社)を刊行した。児童たちの情報検索能力を高める図書館クイズのワークシートなど、長年の取り組みで培った図書館活用術の“生きた”資料を紹介している。

 同校は12年前から学校図書館を学校経営の中核に据え、学校司書、図書主任(司書教諭)、各教員らが連携し、学校図書館活用の教育システムを作り上げてきた。特に児童自身が学校図書館の本で課題を調べる「調べ学習」に力を入れており、そうした取り組みが評価され、2003年度に学校図書館大賞、酒井悌賞の全国表彰を受けている。

 また、公立小学校としては珍しい本の編著にも取り組み、学校図書館活用法をまとめてきた。03年には魅力ある図書館づくりとその成果と課題を紹介した学校図書館活用ハンドブック「こうすれば子どもは育つ 学校が変わる」、06年には調べ学習の授業内容などをまとめたシリーズ第2弾「みつける つかむ つたえあう」を出版。同校の学校司書を12年間務めた五十嵐絹子さんも「夢を追い続けた学校司書四十年」を出版している。

 今回の「図書館クイズ」では、同校でこれまで実際に活用してきた教材資料を掲載。図書館で本や資料を探す練習のための図書館クイズの学年別ワークシートや、読書生活をスタートするための図書館オリエンテーション資料、同校の図書委員の役割や仕事などについて紹介している。ワークシートや資料はコピーして教材として活用できるように工夫している。

 同校では「図書館クイズは児童の情報検索能力を高めた。知識と情報の宝庫の図書館を児童たちに生き生きと活用してもらうことを願った本。それぞれの学校でアレンジして活用してもらえれば」と話している。

 ハードカバーA4判、2500円(税別)。鶴岡市内の書店などで取り扱っている。
          
          

朝暘一小が刊行した学校図書館活用のための実践資料をまとめた「図書館へ行こう! 図書館クイズ」
朝暘一小が刊行した学校図書館活用のための実践資料をまとめた「図書館へ行こう! 図書館クイズ」


2007年(平成19年) 4月3日(火)付紙面より

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新年度スタート 官公庁や企業 決意新た 辞令交付や入社式

 2007年度が実質的にスタートした2日、官公庁や民間企業の多くで辞令交付式や入社式などが行われた。それぞれのトップは「地域の実情に合った施策の展開が必要」「時代の流れをとらえ、果断に実行を」「新風を吹き込んでくれることに期待」などと訓示。年度当初にあたり、新たな決意で挑む言葉が相次いだ。また、新人たちは「地域に誇りを持ち、地域社会に貢献する」と地元で働くことの意義を再認識した。

「思い」を一つに
【県庁】 午前8時半から辞令交付が行われ、同10時半から齋藤弘知事が講堂で本庁の係長以上の職員約400人に訓示した。
 齋藤知事は「新年度は、山形県人であることの素晴らしさを徹底して実感し、それを大きな自信と誇りにしていこう。このことに、県民とともに思いを一つにして取り組んでいこう」と呼び掛け、出羽三山と最上川を核とした世界遺産登録への取り組みをはじめ、豊かな食材をもとにした食育活動、山形を積極的にPRする「お国自慢」を、「県民運動として盛り上げたい」と述べた。
 さらに、「素晴らしさは、自らが実感しなければ、他からは認められない。実感し、実践し、広めていく。それが、県全体としての力になり、県の意志につながる。本気で取り組めば、必ず成果が出る」と述べ、「思いを一つに」を繰り返し訴えた。

組織挙げて発展へ
【鶴岡市役所】午前9時から市役所大会議室で新採職員の辞令交付式があり、病院職を含む25人に辞令を手渡した富塚陽一市長は「辞令は14万市民から頼むという印。記念すべき日の思いを大切に職務に励んでほしい」と激励した。
 続いて市青年センターで主査級以上の役付き職員143人に辞令を交付。富塚市長は「合併が決着し、新しい市の建設に向けスタートの年。地方分権では地域にあった行政施策を進めなければならない時代。組織挙げて発展するために頑張ろう」と訓示した。
 これに先立ち、新たに設置した副市長への辞令交付式が行われ、富塚市長は「大変な仕事だがよろしくお願いします」と、佐藤智志、佐藤正明両氏に辞令を手渡した。

時代の流れ的確に
【酒田市役所】午前8時45分から希望ホールで辞令交付式が行われた。阿部寿一市長がはじめに、地方自治法の改正で助役から副市長となった中村護氏に、続いて係長級以上147人と新採15人それぞれに辞令を手渡した。新採職員を代表し、堀真司さん(23)=高齢福祉課=が「全体の奉仕者として公務を誠実、公正に執行する」と宣誓した。
 阿部市長は「しっかりと事務を引き継ぎ、円滑に進むように。しかし、前例踏襲主義にならず、時代の流れを的確にとらえ、勇気をもって果断に実行を」と訓示した。

「行動力」を持って
【全農庄内本部】午前10時から本部ビルで辞令交付式。14年ぶりとなる新採職員3人を含む職員を前に、池田正昭運営委員会長が「見えないところで努力することが自分のためになる。農家組合員のため頑張ってほしい」と訓示。新採職員に対し、菅原伝一本部長は「期待するところが大きい。行動力を持って全農スローガン『もっと近くに。』を実践してほしい」とエールを送った。3人は同日、合同入会式出席のため都内に向け出発。

人間として成長を
【荘内銀行】午前10時から東京第一ホテル鶴岡で入行式を行った。
 本年度は例年の2倍ほどの58人を新規採用した。辞令交付の後、町田睿頭取が「規制緩和が進む中、当行は革新の金融情報サービス業を目指し成果を挙げてきた。今年も新たな業務に取り組む。皆さんは互いに切磋琢磨(せっさたくま)し、職業人として人間として成長してもらいたい。新風を吹き込んでくれることを期待する」と訓示。新行員を代表し本店営業部に配属になる難波将也さん(24)が「社会人、伝統ある荘内銀行の一員として挑戦と自己研さんに励みます」と力強く決意を述べた。
自覚と責任認識を
【鶴岡信用金庫】日曜日の1日、鶴岡市のグランドエル・サンで入庫式を行った。
 今年の新入職員は男性6人、女性1人の計7人。加藤捷男理事長が「社会人の自覚と責任を認識し、地域の皆さんに信頼される信用金庫人になってほしい」と訓示した。
 新入職員を代表して齋藤健一郎さん(22)が「一人一人が鶴岡信用金庫の一員として誇りを持ち、地域社会に貢献していく」と誓いを述べた。

富塚市長(左)が新採職員に辞令を手渡した
富塚市長(左)が新採職員に辞令を手渡した



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