2007年(平成19年) 5月1日(火)付紙面より
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酒田市黒森地区で29日、農民芸能・黒森歌舞伎の来年2月に行われる正月公演の演目「近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた)」を告知する「渡御行列」が繰り広げられた。
渡御行列は、黒森日枝神社の「春の例大祭」の一環として毎年この時期に行われている。今回は来年の演目の主演を演じる五十嵐浩哉君(黒森小6年)と星川恵汰君(同)らがトラックの荷台に舞台を設けた山車に乗り込み、地区民に正月公演の演目を紹介した。
この日は正午すぎ、黒森歌舞伎の当屋・五十嵐義章さん方前を出発。出演者たちを紹介する山車をはじめ、神輿囃子(みこしはやし)、踊り山車など計6台が地区内を約4時間にわたり巡回した。また、公民館前や老人保健施設前などに立ち止まり、子供たちの踊りが披露され、見物客らを楽しませていた。
来年の黒森歌舞伎の演目を紹介する「渡御行列」が行われた
2007年(平成19年) 5月1日(火)付紙面より
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日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の新潟、山形県境区間の朝日―温海間について、早期の整備着手を求める街頭署名活動が29、30の両日、鶴岡市内で繰り広げられた。
両県の日沿道整備については、村上―朝日間、温海―鶴岡間がそれぞれ新直轄方式で工事が進められている。しかし、県境部分となる朝日―温海間については基本計画区間に指定されているものの、依然として整備の見通しが示されていない状況となっている。
署名活動は鶴岡市と新潟県山北町、民間団体などで組織する日沿道建設促進新潟・山形県境地区期成同盟会が中心となって実施。▽朝日―温海間を中期計画に盛り込み、早期に事業着手する▽地域住民が真に必要としている道路整備ための財源を確保し、整備を強力に進める―ことを訴えた。
30日は、大型連休の観光客でにぎわう鶴岡市の庄内観光物産館前で行われた。湯野浜温泉各旅館の女将(おかみ)で結成する「はまゆう会」(会長・木村君子一久女将)のメンバー6人や鶴岡市役所職員などが「庄内地域に本当に必要な道路。早期の事業開始に向けてご協力下さい」などと観光客に署名を呼び掛けていた。
女将たちが日沿道の早期整備を求める署名活動を行った=30日、庄内観光物産館前