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2007年(平成19年) 5月2日(水)付紙面より

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冷たさなんの心意気示す 加茂水産高校 伝統の「水開き160人臨む

 鶴岡市の加茂水産高校(保科悟校長、生徒177人)の「水開き」が1日、同校裏のレインボービーチで行われ、生徒がまだ冷たい海で泳ぎ、水高生の心意気を示した。

 学習の場となっている海へ感謝の気持ちを込め、11月1日の「水納め」とともに1946年から毎年続けている同校の伝統行事。今年は1―3年の男女160人が参加した。

 この日は薄雲が広がる天候となり午前中は気温が上がらず17・8度、海水温12・5度と例年より若干厳しい状況となった。

 水着姿になった生徒たちは「わっしょい、わっしょい」と声を掛けながらしゃがんで伸びる恒例の「裸体操」で気合を入れた。続いて海岸から次々と、まだ冷たい海の中に入り、体を震わせながらも、波打ち際から沖合のブイを回る約40メートルを初泳ぎした。

 海岸には生徒の家族や地域住民が訪れ、生徒たちの気合の入った泳ぎに拍手を送っていた。水開きが終わると、海洋学習などの授業が本格化する。

生徒たちが冷たい海を泳ぎ、水高生の心意気を示した
生徒たちが冷たい海を泳ぎ、水高生の心意気を示した


2007年(平成19年) 5月2日(水)付紙面より

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庄内松山藩荻野流砲術 迫力演武に歓声わく

 庄内松山藩荻野流砲術の演武が1日、酒田市の生涯学習施設「里仁館」グラウンドで行われ、行楽客たちが迫力ある演武に歓声を上げた。

 同砲術は、松山藩士の山本丈右衛門が1808(文化5)年に免許皆伝を受け、藩内や周辺に広めた。明治以降は武者行列の中で砲術隊が演武していたが、戦後間もなく、火薬使用の規制強化などから中絶。1990年に町民の間で復活の話が持ち上がり、有志が庄内藩荻野流砲術伝承保存会を結成。伝統の作法などを研究し97年、松山藩350年祭で試験発砲、98年5月の松山まつりで復活した。以来、同まつりなどで披露されている。礼式演武を隊で行っているのは全国唯一で、03年度に旧松山町無形文化財に指定された。

 この日は、保存会の池田宏隊長ら約15人と、05年に結成された鶴岡隊(五十嵐繁康隊長)の4人も参加。馬上で使う短筒や実戦で使われた細筒、口径30ミリの大筒などを使い、立って肩に構える「立ち放し」、腰に構える「腰放し」などを披露。隊長の「構え。放て」の号令とともに、「ドーン」とごう音が響き、詰め掛けた行楽客たちは「すごーい」と歓声を上げていた。

 19日夕には酒田市役所駐車場で、酒田まつりの前夜祭の一環で演武を行う
          

ごう音と白煙が広がった庄内松山藩荻野流砲術の演武
ごう音と白煙が広がった庄内松山藩荻野流砲術の演武



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