2007年(平成19年) 5月4日(金)付紙面より
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鶴岡市のいこいの村庄内で3日、花をテーマにしたイベント「庄内はなの楽市楽2007」が開幕。花苗や鉢物の直売市、フリーマーケットなどが繰り広げられ、大勢の行楽客でにぎわっている。
「はなの楽市楽座」は、県内外から訪れる行楽客に庄内産の花きをアピールし、観光スポットの魅力を高めて誘客に結び付けようと、県観光物産協会が企画した。チューリップの見ごろに合わせて毎年、大型連休期間中に開催し今年で3回目。
好天に恵まれた3日は、チューリップ見物と合わせ、大勢の行楽客が足を運んだ。
メーンのチューリップ園わきの野外会場では、庄内地方の花き生産者グループや園芸業者による切り花や鉢物の即売、園芸愛好者たちによる山野草のフリーマーケット、庄内農高生が育成した花や野菜苗の販売などが繰り広げられた。訪れた人たちは品定めと出店者との“花談議”を楽しみながら、格安で販売されている季節の花を買い求めていた。
また、体験・指導コーナーでは押し花やドライフラワーリースづくり、寄せ植えやこけ玉の体験も行われた。
一方、いこいの村の館内会場では、庄内各市町の花の写真パネルなどが展示され、庄内地方の花をPRしている。
楽市楽座は4日(午前10時―午後4時)まで開催。問い合わせは、いこいの村庄内=電0235(76)3211=へ。
野草のフリーマーケットでは“花談議”で盛り上がった=3日
2007年(平成19年) 5月4日(金)付紙面より
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日本高校野球連盟(脇村春夫会長)が実施したスポーツ特待制度実態調査に関して、鶴岡東と羽黒の両校は2日、自校の制度が日本学生野球憲章に抵触すると判断し、県高校野球連盟(高橋健二会長)に申告した。羽黒は春季東北地区高校野球県大会への出場を決めているが、辞退する方針。庄内の申告校は酒田南と合わせ、3校となった。
鶴岡東の福井孝重副校長によると、同校が実施している特待生制度はスポーツや野球部に限ったものではなく、成績優秀、品行方正などの面も対象にしているが、県高野連と相談の結果、「生徒たちのために疑わしいものは是正し、制度のあり方を再検討していく」として申告を決めたという。
該当する選手数については明言を避けたが、対象外の選手だけで県大会へ出場する。野球部部長の交代に関しては未定。
一方、羽黒の島貫洋一副校長によると、同校の育英奨学生制度はスポーツ特待生や野球部員に限るものではないが「運用の仕方に反省する面もある。生徒の将来に配慮するとともに、高野連の意思を尊重したい」として申告を決めたという。
該当するのは硬式野球部が32人、軟式野球部が13人。硬式部はすでに県大会出場を決めているが辞退することにし、野球部長を交代する。軟式部は今月31日まで対外試合を自粛する方針。
羽黒の県大会出場辞退により、春季東北地区高校野球県大会田川地区予選は、鶴岡東を第1代表とする。また、3、4の両日に2次予選を組み合わせ通りに実施し、2次予選1位を第2代表、同2位を第3代表とする。