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2008年(平成20年) 2月5日(火)付紙面より

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芳醇な香りやさわやかな味わい 新酒「立春朝搾り」消費者へ

 立春の2月4日、その日の朝にしぼった新酒を晩酌で楽しんでもらうイベント「立春朝搾(しぼ)り」が全国37カ所で行われた。庄内では鶴岡市大山三丁目の蔵元・加藤嘉八郎酒造で仕込んだ限定酒が、日本名酒会加盟店を通じてその日のうちに消費者に届けられた。

 しぼりたてのフレッシュな生酒を楽しんでもらうとともに、おいしい酒で春の始まりを祝ってもらおうと、同名酒会が1998年から行っている。県内の蔵元や酒販店が参加したのは2003年からで、今回は庄内と内陸の2蔵元で限定酒が仕込まれた。

 このうち、加藤嘉八郎酒造では、県内産の美山錦を酒米にした純米吟醸生原酒を仕込み、720ミリリットル詰め2000本、1・8リットル詰め1000本の合わせて約3000本の予約があった。

 4日朝は、同名門酒会の庄内地域7加盟店のメンバーがびん詰めされた限定酒に「立春朝搾り」のラベルを張る作業などを行った後、荘内神社に参拝し、清めた酒をその日のうちに消費者に届けた。

 同酒造では「芳醇な香りとフルーティーな味わいに仕上がった。しぼりたてならではのフレッシュで爽やかな味わいを楽しんでもらえるのでは」と話していた。
          

立春朝搾りのラベル張り作業をする日本名門酒会のメンバー
立春朝搾りのラベル張り作業をする日本名門酒会のメンバー



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