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2008年(平成20年) 7月15日(火)付紙面より

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地球が熱出した状態 東栄小 環境教育授業で温暖化学ぶ

 鶴岡市の東栄小学校(今野修校長、児童110人)で14日、外部から講師を招いた環境教育授業が行われ、6年生が講話や実験などで地球温暖化とリサイクルについて学んだ。

 地球環境について児童自らができることを知り、実践してもらおうと企画した。市環境課の紹介で、NPO法人気象キャスターネットワークと総合家電メーカーのシャープが連携して2006年から全国で実施している環境社会貢献活動「小学校環境教育」を活用、講師を招いた。

 この日は同ネットワーク所属の気象予報士・岡田亜子さん(元NHK大津放送局キャスター)、シャープ環境安全本部主事の深田千晃さんら3人が訪れ、6年生21人に地球温暖化の原因や家電リサイクルの仕組みなどをクイズを交えながら分かりやすく説明した。

 このうち、岡田さんは、この100年間で地球全体の気温は0・7度、日本は1度、東京では3度も上がったことを説明。温度上昇を人の体温に置き換えた場合、「地球が熱を出してしまった状態」とした。温暖化の原因になっている二酸化炭素には熱を吸収する性質があり、「地球に必要なものだが、増えすぎると困る」と解説した。

 続く実験では、酸素と二酸化炭素を入れたそれぞれの容器を赤外線ランプで温め、温度上昇の違いを通していかに二酸化炭素が熱を吸収しやすいか実証。温暖化防止のために燃やすごみを減らし、限りある資源を節約しながらリサイクルに努めなければならないことを体感した。

実験を通して地球温暖化とリサイクルについて学んだ
実験を通して地球温暖化とリサイクルについて学んだ



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