2008年(平成20年) 9月15日(月)付紙面より
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「黄金街道鶴岡100キロマラソン」が14日、鶴岡市の黄金小学校スタート、ゴールの周回コースで行われ、県内外の“鉄人”たちが体力と気力の限界に挑んだ。
金峰山の登山口にある黄金地区の稲穂が色づく時期に合わせて1984年から開かれている。11時間という制限の中で、1周10キロのコースを10周する過酷なレース。これまでの平均的な完走率は20―30%台で、完走者ゼロだった年もある。
25回目となった今大会には地元鶴岡市をはじめ、内陸や東北、首都圏、新潟、愛知、大阪など全国各地から92人が参加。午前7時に黄金小をスタートすると、それぞれ自分の体力に合わせたペースで、稲穂が実る田園地帯のコースを走った。
コース途中には、本部のほか3カ所にステーションが設けられ、ボランティアスタッフが飲み物や果物、おかゆなどの簡単な食事を準備してランナーをサポートした。
エネルギーを補給した参加者たちは、スタッフの激励と拍手に笑顔で応え、完走目指して次の一歩を踏み出していた。
鉄人たちが100キロ完走を目標に、体力の限界に挑んだ