2008年(平成20年) 2月13日(水)付紙面より
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鶴岡市藤島地域の駅前老人クラブ(冨樫憲会長、会員109人)、駅前子供会(佐藤進会長)の合同レクレーション大会が11日、同地域の駅前町内会館で開かれ、昔懐かしい正月遊びを通し、おじいちゃん、おばあちゃんと子供たちが触れ合った。
世代間交流を深めようと、初めて合同によるレクレーション大会を企画。この日は子供たち17人、お年寄り43人の計60人が参加した。居住地ごとに▽停車場前▽山居倉庫前▽六所畑▽街道下―の4チームに分かれ、対抗戦形式で「輪投げ」「かるた取り」「福笑い」「せんべいつり」など7種目で競った。
このうち輪投げ競技では、おじいちゃん、おばあちゃんたちは日ごろから練習していることもあり、年齢を感じさせない機敏な動きで高いポイントを目掛け次々と投げ込んでいた。子供たちもお年寄りからアドバイスを受けて高得点が続出。会場は笑い声であふれ、世代間交流を深めていた。
お年寄りと子供たちが交流
2008年(平成20年) 2月13日(水)付紙面より
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酒田市山元の旧阿部家(市指定文化財)で11日、小正月行事が行われ、子供たちがナシダンゴ作りや雪中田植えを体験した。
旧阿部家は1690(元禄3)年に建造。当時の坂本村で村役(肝煎)の住宅。江戸時代中期以降の農村の暮らしをしのばせる貴重な建物として1984年に旧平田町が文化財に指定。89年に修復し一般開放している。
小正月行事は地域の伝統文化を子供たちに伝えていこうと、旧阿部家の四季を楽しむ会(佐藤光宣会長)と酒田市が毎年開いている。今年で23回目。
行事には田沢小や南平田小の児童や地元の幼児、保護者など約50人が参加した。同会のメンバーとともにナシダンゴ作りや雪中田植えの行事、せんべい釣りなどの昔遊びを楽しんだ。
このうちナシダンゴ作りでは、子供たちが自分たちでついた紅白のもちを小さく丸め、一つ一つ丁寧にミズキの枝に飾り付けた。また、雪中田植えでは、庭にたたみ2畳ほどの広さで仕切った雪の上を田んぼに見立て、稲わらと大豆がらを束にして手植えし、今年の豊作を願った。
子供たちは同会メンバーから、今では見られなくなった小正月行事の由来などを聞きながら楽しんだ。
小正月行事で雪中田植えを行い、豊作を願った