2008年(平成20年) 2月15日(金)付紙面より
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JA鶴岡助けあいの会「けさらん愛・愛サービス」(小林ちぎ会長)は13日、地元食材などを使った会員の手作り弁当を、市内の高齢者宅に届ける配食サービスを行った。
同会は、ホームヘルパーの資格を持つ女性部のメンバーで組織する。配食サービスは会員が生産した野菜などを使い、家庭的な味を高齢者に楽しんでもらおうと毎年1回、この時期に行われており今回で11回目。
この日のメニューは、野菜と鶏だんごの含め煮、ゆかりときゅうりの混ぜご飯、タラのみそ漬け、桜かんてん、しそ巻きなど8品。いずれも地元の食材を中心に使い、高齢者の健康を考えたヘルシー弁当。
弁当づくりは、午前8時半から同市農村センターで行われ、会員約40人がエプロン姿でそろい、料理を見た目もきれいに盛りつけていった。出来上がった弁当は約300人分。各支所の担当地域に分かれ、昼前まで各世帯に届けられた。
小林会長は「今回の弁当は、お年寄りが目で楽しめるように旬の食材を使った昔ながらの料理をメーンに仕上げた」と話していた。
女性部メンバーがお年寄りたちが目で楽しめるように彩りの良い弁当に仕上げた
2008年(平成20年) 2月15日(金)付紙面より
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環境に配慮した有機農業の促進による持続可能な町づくりを目指す三川地域有機農業推進協議会の設立総会が13日、三川町役場で開かれた。
農薬や化学肥料の使用による農産物や土壌への残留や、「安全安心な農産物」を求める消費者の声の高まりなどを背景に、2006年12月に国が「有機農業推進法」を定めた。これをきっかけに、三川町では町内の有機農業者たちが発起人となり昨年12月から推進協の設立準備を進めてきた。
同推進協は、農業の持続的発展や環境と調和のとれた農業生産の確保を図ることを目的に、▽有機農業への参入を希望する農業者への指導・助言▽地域の立地条件に適応した有機農業技術確立のための実証ほの設置▽有機農業生産物の流通・販売の促進▽消費者への普及啓発、有機農業者と消費者の交流推進―などを主事業とする。
推進協を構成するのは町内の有機農業者と町商工会や産直施設、消費者の各代表、JA庄内たがわ、県庄内総合支庁担当者、町など。活動区域は三川町と町周辺で、有機農業を志向する農業者なら町内外から幅広く受け入れる。最終的には国が推進する地域有機農業推進事業のモデルタウン認定を目指す。
この日の設立総会には関係者約20人が出席。推進協の規約を決めた後、役員を選定した。会長には町内の有機農業者で発起人代表の菅原孝明氏が就任した。菅原会長は「有機農業を核に、地産地消と食育を大事にした町づくりを進めていきたい」とあいさつした。
三川町内外で有機農産物の生産や流通を促進する推進協議会が設立された