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2008年(平成20年) 2月17日(日)付紙面より

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食感シャッキッと春の味 ウルイ出荷ピーク 遊佐町

 促成栽培されたウルイの出荷が、最盛期を迎えている。遊佐町吹浦の農家・荒木可晴(よしはる)さん(66)方でも連日、妻の正子さん(59)、長男の崇さん(37)と一緒に、収穫から水洗い、選別、包装という一連の作業に追われている。

 ウルイ(オオバギボウシ)はユリ科の多年草で、春の山菜の代表。味、香りにくせがなく、山菜が嫌いな人にも好まれる。シャキッとした食感と特有のぬめりがあり、生のままサラダに使ったり、ゆでてごまあえや、からしじょうゆなどで食べるのはもとより、天ぷらやいため物にも合う。

 遊佐町では山沿いの白井新田、小野曽地区などでハウス栽培が盛んに行われている。地元はじめ首都圏や名古屋方面などに出荷され、今では全国有数の産地になっている。
 荒木さんは20年ほど前から、自宅裏のハウスの約150平方メートルでウルイを栽培。現在は、昨年の晩秋に移植した株が成長、敷き詰めたもみ殻から葉が次々と顔を出している。全長30センチほどの「収穫サイズ」に育ったものを掘り出すように摘み取り、そばの小屋で水洗い。太さをそろえてトレーに並べ、ラップをかけて出荷している。

 荒木さんは、葉の鮮やかな緑と茎の純白のコントラストがきれいなウルイを水洗いしながら「収穫まで2年かかる根気のいる仕事」としたうえで、「内陸や最上地方でも栽培が増えており、(有名産地として)安閑としていられない」と話した。

 荒木さん宅では、露地ものが出回り始める4月下旬まで出荷が続く。
         
         

緑色の葉が鮮やかなウルイ。もみ殻の下には純白の茎が隠れている
緑色の葉が鮮やかなウルイ。もみ殻の下には純白の茎が隠れている


2008年(平成20年) 2月17日(日)付紙面より

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3月1日から庄内ひな街道 展示場は3カ所増

 庄内地域の文化施設や旧家に数多く残る由緒あるひな人形を展示する「<遙(はる)かな微笑(ほほえみ)物語 庄内ひな街道」が3月1日(一部2月17日)からスタートする。9回目となる今年は、展示場所が新規に3カ所増えるほか、折り紙やまゆ玉によるひな人形創作体験など新たな魅力が加わる。

 「庄内ひな街道」は、庄内地域に数多く残る江戸時代のひな人形を目玉とし、庄内観光コンベンション協会が2000年から展開している広域観光事業。05年12月には、文化庁選定の「私の旅100選」で特別賞を受賞した。昨年は、過去最高となる前年比127%増の約7万4000人の観光入り込み数を記録し、庄内地域を代表するテーマ観光として年々人気が高まっている。

 展示は庄内地域で全24カ所。酒田市の酒田あいおい工藤美術館、鶴岡市湯田川の旧白幡邸、湯野浜温泉(10旅館)が新たに加わった。期間は2月17日から始まる荘内神社を皮切りに、一部を除いてほとんどが3月1日から4月3日までの約1カ月間で繰り広げる。

 また、ひな人形の観賞とともに人気の「ひな体験コーナー」は、これまでの傘福、陶芸、ひなろうそく、お雛菓子に加え、折り紙(酒田市・旧鐙屋)とまゆ玉(鶴岡市・松ケ岡こうでらいね)によるひな人形づくり体験が加わり、計6テーマとなった。

 500円のワンコインで1日乗り放題の方式の「周遊バス」は、鶴岡、酒田両市内で1日7便を運行。いずれも庄内空港発着とし、鶴岡市内はJR鶴岡駅、酒田市内でも酒田駅に立ち寄った後、市内各6カ所を巡回する。巡回個所を2カ所増やして利便性を図る。

 庄内ひな街道の問い合わせは庄内観光コンベンション協会=電0235(68)2511=へ。

展示施設などを紹介した「庄内ひな街道」のガイドブック
展示施設などを紹介した「庄内ひな街道」のガイドブック



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