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2008年(平成20年) 3月12日(水)付紙面より

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陽気に誘われ“春告げ梅” ポッと一輪ほころんで 鶴岡市の大宝館前

 鶴岡公園の大宝館前で“春告げ梅”が、穏やかな陽気に誘われ、一輪の赤い花を咲かせた。

 酒田測候所によると庄内地方は11日、正午現在までの最高気温は12・5度で、4月上旬並みの暖かさになった。

 大宝館前にある2本の紅梅のうち、同館に近い東側の木は毎年2月中旬ごろから3月にかけて開花し、市内でも早く咲くことで知られている。

 同館職員が11日に、東向きのつぼみが一輪ほころんでいるのを見つけた。晴れの日が続いた先週末から今週にかけて咲いたらしい。開花時期を記録している同館によると、暖冬だった昨春に比べると1カ月ほど遅い開花という。

 同館では「先週末までは赤いつぼみだったので、開花までもう1週間はかかると思っていたのだが」と話していた。
     

市内に春の訪れを告げる梅が花を咲かせた=11日
市内に春の訪れを告げる梅が花を咲かせた=11日


2008年(平成20年) 3月12日(水)付紙面より

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情報伝達物資輸送 てきぱきと対応 大規模災害時の連携図る

 同特養防災ネットは、2004年10月の新潟県中越地震を機に災害時の特養施設の役割・機能充実を図ろうと、昨年2月、県内に4ブロックある特養連絡協では初めて設立した。庄内地域の特養22施設を5ブロックに分け、ブロック代表となる施設が統括して関係機関と連絡調整しながら、大規模災害発生時での応援・協力態勢を確保することを目的とする。

 平常時は合同訓練による協力体制の確認、職員の意識高揚を図る。一方、災害時では施設間での人員派遣や不足物資の搬送、介護が必要な一般のお年寄りの受け入れといった特養の持つ機能を生かした活動を展開する。

 この日の訓練は「午前9時45分、庄内地方北部で大規模な地震が発生。酒田市小泉の幸楽荘で電気、ガス、水道が停止し、断水が続くと水不足の恐れがある」との想定。

 地震発生から十数分後、本部を置くしおん荘の担当者が各ブロックの副本部長に被害状況の確認を指示。副本部長から幸楽荘でライフライン停止の報告を受けた本部は、鶴岡市消防本部を通じて道路状況を確認するとともに、酒田市曙町のサン・シティに緊急用物資として水の搬送を要請。サン・シティ職員が幸楽荘へペットボトル1箱を運ぶまでを実施した。

 参加した各施設の防災担当職員たちは、初の合同訓練とあって緊張しながらも、てきぱきと状況報告や指示伝達などに取り組んでいた。同特養防災ネットの本部事務局では「今回の訓練での課題を確認しながら、災害時に的確に対応できるよう施設間の連携を深めていきたい」と話した。

災害に備え、庄内地区特養防災ネッ
災害に備え、庄内地区特養防災ネッ



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